「自分だけ」「日本だけ」ではダメ?これからの時代を生き抜くために欠かせない「先見力」を養う方法【公認会計士の助言】

「自分だけ」「日本だけ」ではダメ?これからの時代を生き抜くために欠かせない「先見力」を養う方法【公認会計士の助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

刻一刻と世界が変化し続ける中で、これからの時代を生き抜いていくためには「先を見通す力=先見力」が必要不可欠です。そして、先見力とは、何に「投資」をするかを長期的に考えること、それも長期的な視点を持つことだと話すのは、公認会計士の金川顕教氏です。そこで本稿では、公認会計士である金川顕教氏による著書『公認会計士が教える「資産づくり」を勝ち抜くための11の戦略』(ポプラ社)から一部抜粋し、「先見力」の身につけ方と注目すべき企業について解説します。

先見力を身につけたいなら「GAFA」に注目すべきワケ

世界を知るということは非常に重要だとお話ししましたが、僕は先見力を語る上で、Amazonというのは、外せないキーワードだと思っています。特にビジネスに関わっている人は、先見力を養うためには、Amazonの動きに注目しておくことをおすすめします。

 

例えば今、ドローンが、研究、調査、撮影などに使われていますが、Amazonは、本国ではすでに、購入した商品を、配達員が届けてくれるのではなく、ドローンが運び、ベランダに置いたり、家の前まで届ける時代になっています。

 

また、本国アメリカを中心にAmazon GOというコンビニのような形態のショップを展開していますが、この店の特徴は、店員さんがいないことです。

 

この店に入るとAmazonのアカウントで認証され、商品を持って外に出たら、そこで決済がなされるという仕組みになっています。ICカードやクレジットカードで払ったり、携帯の電子マネーをかざす必要もありません。

 

さらに陳列によるプロモーションや、仕入管理や在庫管理も、コンビニの中に設置したセンサーやカメラで行い、こういう若い人はこういう商品を買う傾向があるというように、すべてデータ化しています。そして、店舗ごとに違う商品を仕入れたりするわけです。

 

海外のスーパーなどは、現在どんどんAmazon GOのようになっています。スーパーは地域性が強いので、在庫管理は非常に重要です。1カ月の購買データを、顔と名前とポイントカードで認証できれば、この人はこれを買う傾向にあるというように、仕入れも無駄なくできるようになるのです。

 

Amazonは1995年から営業を開始して、株価は上場してから約1,000倍になっています。10万円分を買っていたら1億円以上になっているような、それぐらい伸びている会社です。

 

先見力をつけるためには、GAFA=グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook、現Meta)、アマゾン(Amazon)といった企業を、しっかり理解して研究することが、非常に重要だと考えています。

 

 

金川 顕教

公認会計士

 

※本記事は『公認会計士が教える「資産づくり」を勝ち抜くための11の戦略』(ポプラ社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

 

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※本連載は、金川顕教氏による著書『公認会計士が教える「資産づくり」を勝ち抜くための11の戦略』(ポプラ社)より一部を抜粋・再編集したものです。

公認会計士が教える「資産づくり」を勝ち抜くための11の戦略

公認会計士が教える「資産づくり」を勝ち抜くための11の戦略

金川 顕教

ポプラ社

偏差値38のヤンキー高校から2浪の末、立命館大学に入学。浪人中に身につけた「効率化」の思考の駆使し、在学中に公認会計士試験を突破。世界一の規模を誇る監査法人トーマツに入社も、投資や副業の方が効率的と悟り、3年ですぐ…

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