地域で評判の「家事アドバイザー」に
やがて、麻衣さんの副業は地域内で評判を呼び、個人だけでなく地元の企業からも「社員向けの家事効率化セミナー」や「時短ワークショップ」の依頼が舞い込むようになった。
そこで、これを機に麻衣さんはサービス提供を個別対応から少人数のワークショップ形式に切り替え、参加者全員に「まとめて準備」「ながら掃除」を実演。楽しく学べる場を提供した。この形式は、より多くの人に効率的にアドバイスを届けることができ、参加者からの満足度も高くなった。
そこで、麻衣さんはオンライン形式の「家事アドバイザリー講座」を開設し、自宅から参加できるカリキュラムを整備した。これは忙しい人でも動画コンテンツを購入すれば、自由な時間に効率化のノウハウを学べる仕組みで、これによって地域外からの参加者や、個別指導の受講が難しい人にもサービスを提供できるようになり、収益源がさらに拡大した。
「従業員の家事負担を軽減させたいと前々から思っていたところだったんです。あなたに出会えて本当に感謝しています」ときにはそんな嬉しい感想をもらうこともあった。複数の企業からの支持を得て、継続して依頼が来るようになった麻衣さんは、副業から本業へとビジネスを発展。
その結果、会社勤めのみでは350万円だった年収が、家事効率化のアドバイスで合計900万円に。自身の負担を減らしながらビジネスチャンスを広げることで、ワークライフバランスも改善し、家族との時間も増え、麻衣さんは日々充実感に満ちた生活を送っている。
無形資産を自覚できると、人生に“思わぬ転機”が訪れることも
麻衣さんの事例は、日常無意識に行っている「習慣」が、他者にとって価値のある「無形資産」となり得ることを示す好例だ。
彼女は、自分にとって当たり前だった家事の効率化スキルを再認識し、それをビジネスに変えることで大きな成功を手にした。また、特に「働くママたち」にターゲットを絞り、地域のママ友とのつながりという「無形資産」を活用しながらサービスの内容を工夫したことで、ビジネスの広がりを生み出した。さらには、デジタルコンテンツの販売によって、自分が休んでいてもサービスが売れる仕組みを整えた。
本事例は、誰にでも日常のなかに無形資産が眠っていることを示し、それを活かす勇気と発想が新たなチャンスを生むことを教えてくれるだろう。
鈴木 健二郎
株式会社テックコンシリエ
代表取締役
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