家事を副業に→依頼してくれた友人からの「厳しいひと言」
翌日、早速友人にこのアイデアを話したところ、「じゃあ、私が初めてのお客さんになるよ」と、その場で依頼してくれることに。トントン拍子で家事代行サービスをはじめた。
しかし、初めての業務を終え、友人に感想を聞いてみると、意外な反応が返ってくる。
「まあ、プロに頼むレベルとはいえないかな」
この言葉を聞いて大きなショックを受けた麻衣さんだったが、友人や知り合いづてに家事代行を続けた。しかし、自分が実際に手を動かすとなると、副業に割ける時間と顧客のニーズがかみ合わず、なかなか希望通りの時間が確保できない。さらに、副業と本業・プライベートのバランスも崩れがちで、せっかく来た依頼にうまく応えられないこともあった。
収益も安定せず、実際の業務より準備にかける時間のほうが長くなり、家族からも「副業のために自分を追い詰めてない?」と心配される始末。
麻衣さん自身も「やっぱり、自分の家事スキルに価値なんてなかったのかもしれない」と、副業の継続に限界を感じ始めていた。
代打で出席した「PTAの集まり」が転機に
そんなある日のこと。麻衣さんは地域のママ友から「どうしても仕事を休めなくて」とピンチヒッターを頼まれ、家事代行の一環としてPTAの集まりに出席することになった。
そこで、家事や育児について意見交換をする場面があり、麻衣さんが普段やっているルーチンを簡単に話してみたところ、周りのママたちから「そんなやり方があったのね、すごい! もっと詳しく教えて!」と麻衣さんに質問が飛び交い、会はおおいに盛り上がった。
この体験から、麻衣さんは「家事スキルよりも、仕事と家事を両立するための“家事効率化スキル”に価値があるかもしれない」と考え、業務内容を「家事代行」から「家事アドバイザー」に切り替えることにした。
また、麻衣さんは方向性の変更に伴い、家事を効率化するためのデジタルツールやアプリも積極的に取り入れることにした。
世の中にはすでに「買い物リスト」を作成するアプリや冷蔵庫内の食材を管理するアプリなどさまざまあるが、それを使いこなせている人はほとんどいない。家事の効率化を助けるアイテムはどんどん試し、いいと思った方法をわかりやすく伝えることで、だんだんと口コミで依頼が増えていった。
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