(※写真はイメージです/PIXTA)

お金に苦労しない人生にするために、20代でできることは何でしょうか? ファイナンシャルプランナーの中村芳子氏は著書『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』で、お金の基本ルールを知ることだと主張しています。一体どんなルールでしょうか? 本書から詳しく紹介します。

貧乏は財産だ。金持ちではない親に感謝しよう!

これまで、貧乏な人から金持ちまで、多くの人たちのマネー相談を受けて気づいたことがある。貧乏を体験した人は強い! 貧乏暮らしをしたことのない人たちは、お金が減ること、お金がないことを、ものすごく怖がる。月10万円で生活したことのある人は、なにかの拍子で今の仕事や収入や貯金がパアになっても、なんとかなる、やっていけると考えられる。失敗を恐れない。


でも、年収1000万円以上の生活しか知らない人は、年収が少し減って800万円になることが怖くて仕方がない。貯金が2000万円ある人は、貯金が1000万円以下になったら生きていけないと信じている。新築マンションにしか住んだことのない人は、築20年のアパートに住むと考えただけで震えてしまう。


年収や貯金の額が、自分という人間の価値を決める、と勘違いしている。大勘違い。収入や貯金が減ることを恐れていたら、何にもチャレンジできない。転職もできないし引っ越しもできない。投資をして資産を殖やすことも怖いだろう。だって、株や外貨に投資したら値下がりするリスクがあるからね。


人生、守りに入ったらつまらない。昔から金持ちという人は、すでに「防御」の態勢に入っている。20代から老後の心配をしている人たちは(本当にそういう人がいるのだ)、いまから後ずっと、退屈きわまりない人生を送ることになるだろう。


でも、スタートが貧乏なら、少々の失敗は怖くない。収入が減っても、貯金がゼロになっても命までは取られない。なんとか生きていけるという自信を、体験から知っているからだ。財産を作るにも、人生を楽しむにも「攻め」が大切。自分からリスクをとっていかなくては、金持ちにはなれない。リスクをとってこそ、人生もわくわく生きられる。いま貧乏なあなた。あなたにはすばらしい可能性がある。金持ちでない親に感謝しよう!

 

中村芳子
ファイナンシャルプランナー

※本連載は、中村芳子氏による著書『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・再編集したものです。

【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと

【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと

中村 芳子

ダイヤモンド社

25歳で貯金ゼロでも、NISAとiDeCo で、ラクラク1億円貯まる! 15万を救った「お金の教科書」が超パワーアップ! 「貯金」「投資」「自己投資」「住まい」「老後」「生活」「仕事」「結婚」「借金」――お金にまつわる気になる…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録