共通点が見つからなくても、会話は広がる
さらに振り返ってみると、苦手意識を感じていたお客様に共通していたことに、「自分との共通点が見つからない」という点があると気づきました。
世代の違う方と何を話せばいいのか、異性と何を話せばいいのか、ファッションのタイプが自分の好みとは全然違う人とどのように話せばいいのか……、そのような不安がお客様に近づく際、足かせになっていたと今ならわかります。
そんな自分との共通点が見つからないときには、自分の家族や友人、同僚などの話から共通点を見出していけばいいのです。
「“夫も”ネクタイはグレーとネイビーばっかりです。ご自身で選ばれるとついつい同じような色が増えてしまいますよね。淡いピンクなどはあまりされませんか?」
「“私のお客様にも”車が好きな方がいらっしゃって。男性は本当に車が好きな方、多いですよね。昔からそうなのですか?」
「“お店のスタッフにも”ゴルフにハマっている先輩います。女性でゴルフをされる方って本当にかっこいいなと憧れます。私は一度打ちっぱなしに行ったことがあるのですが、次の日ムチ打ちになって起き上がれなくなりました(笑)」
このようにお話しするためにも、周りにいる家族や友人、同僚の話に日頃から耳を傾けること、たくさんのアンテナを持って収集し続けることを意識しましょう。
土井 美和
株式会社Clienteling Advisory
代表取締役
注目のセミナー情報
【国内不動産】4月26日(土)開催
【反響多数!第2回】確定申告後こそ見直し時!
リアルなシミュレーションが明かす、わずか5年で1,200万円のキャッシュを残す
「短期」減価償却不動産の節税戦略
【資産運用】5月10日(土)開催
金価格が上昇を続ける今がチャンス!
「地金型コイン」で始める至極のゴールド投資
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】