為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、下落しました。8月28日に発表された豪州の7月の消費者物価指数(CPI)が市場予想をわずかに上回り、豪州の早期利下げ観測が後退しました。29日に米国の2024年第2四半期GDPの上方改定値が発表され、米国経済の堅調さが示されると円安米ドル高となりました。これらを背景に豪ドルの対円レートは上昇しました。その後、9月3日に米国の8月のISM製造業景況指数が発表され、製造業の活動は当面低迷することが示唆されたことや6日に発表された米国の8月の非農業部門雇用者数が市場予想を下回ると、米国景気の先行きに対する懸念が高まり、円高米ドル安となったことに連れて豪ドルの対円レートは下落しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、わずかに上昇しました。8月28日に豪州CPIが発表され、豪州の早期利下げ観測が後退したことや、29日に2024年第2四半期の米GDPの上方改定値が発表され、米国国債利回りが上昇したことなどを背景に豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。その後、9月3日に米ISM製造業景況指数が、6日に米非農業部門雇用者数がそれぞれ発表された結果、米国景気の先行きに対する懸念が高まり、米国国債利回りが低下したことに連れて、豪州3年国債利回りは低下しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『米国景気の先行き懸念で「円高・米ドル安」⇒「豪ドル」も対円で下落 ~ここ2週間のオーストラリア・マーケット【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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