(※写真はイメージです/PIXTA)

自分のことなのに決断できず、自信が持てない……。こうしたメンタルの問題を解消することが、お金を稼げる人間になるために重要だと語るのは、15万人に「お金の最適解」を教えてきた三凛さとし氏です。本記事では、三凛氏の著書『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』(KADOKAWA)から一部を抜粋・再編集し、自己決定力や自己肯定感とお金の関連性について解説します。

お金を稼ぐうえで「自分で決定を下す能力」が重要

自分の将来の設計図を思い描き、それに向かって今何をすべきか、それをどうやって具体的な行動に落とし込むかを決めることができるのは、自分自身しかいません。本人以外の人には、「こういう道もあるよ」「こういうやり方もあるよ」とアドバイスはできても、決めることはできないのです。

 

私自身もクライアントさんに「どうすればいいですか?」という質問をたびたび受けることはすでにお話ししたとおりです。そんなとき、私はこう答えるようにしています。

 

「そのように他人に判断をゆだねようとすること自体が、あなたがおっしゃる『自分の人生がパッとしない』と感じる一因かもしれません。自分の人生の主役は、ほかでもない、あなた自身です」

 

この自己決定の重要性は、ビジネスの世界でより顕著になります。サラリーマンとして働く場合、確かに自由度は制限されますが、その代わりに多くの決断を会社にゆだねることができます。収入の安定性や将来の保障など、ある意味で人生の責任の一部を会社に預けることができるのです。

 

一方、独立や副業、起業、フリーランスの道を選ぶと、状況は一変します。一日をどう過ごすか、どの仕事を受けるか、どのように価格設定するかなど、すべての決断を自分で下さなければなりません。

 

起業家の日々は、まさに決断の連続です。ホームレスになるか億万長者になるか、その結果もすべて自分の決断次第なのです。

 

このように、自分で決断を下す能力は、独立してお金を稼ぐうえで非常に重要です。決断力が不足している人にとっては、独立の道は大きな挑戦となるでしょう。

 

しかし、これは克服不可能な壁ではありません。決断力は、実践と経験を通じて養うことができるからです。頭で理解するのと、腹落ちしてそれまでの考え方や行動を変えることの間には、大きな隔たりがあります。行動パターンをすぐさま変えられるわけではありませんが、

 

「自分で決めることができない人間であること」

 

「そんな自分だからこそ、いつまでたっても『自分の人生はパッとしない』と感じてしまうこと」

 

を理解しているか、理解していないかでは、結果が大きく違ってきます。

 

理解できていれば、何かを選択しなければならない事態に直面したとき、「誰かにアドバイスをもらったとしても、最終的に決めるのは自分だ」という考えが頭をよぎることでしょう。その積み重ねが自信を生み、メンタルブロック(私たちの心の中に無意識のうちに形成される目に見えない障壁)を壊していくことにつながっていくのです。

 

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金のなる本  誰でも再現できる一生お金に困らない方法

金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法

三凛 さとし

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