リノベは予定より1~3割高くなる
リノベーションを前提とした場合、費用に関していくつかの注意点があります。
最初に注意すべき点は、購入を検討している築古マンションがリフォーム済みかどうかということです。
すでに売主が内装や設備を新しくしてから販売していることが多いため、マンションの価格がその分(数百万円くらい)高くなっていることがあります。しかも、そのリフォーム内容は廉価な設備や資材を使っていることがほとんどなので注意しましょう。
それに対して、リフォームされていない築古マンションは、その分安くなっており、お手頃価格の物件もたくさんあります。しかし、少しでも広いほうがいいからと築古マンションを購入すると、専有面積が広くなるほどリノベ費用は高くなります。
特にフローリング資材は広ければ広い分必要になり、無垢のフローリングは工賃も高くなります。前ページでは70㎡の一般的な部屋を前提に工事費用を説明しましたが、90㎡の広い部屋ならまた話は変わってきます。
そして、リノベーション費用は足が出るものだと思っておく必要もあります。だいたいの費用の目安は念頭にあったとしても、具体的な見積もりはマンション購入後にしか取れません。自分や家族のこだわりなどを詰め込んでいけば、1〜3割ほど高くなってしまうのです。