不動産営業マンは「住まい選びのパートナー」ではない…後悔しない〈マイホーム購入〉のために、必ず知っておきたい“悪徳営業マン”の見分け方

不動産営業マンは「住まい選びのパートナー」ではない…後悔しない〈マイホーム購入〉のために、必ず知っておきたい“悪徳営業マン”の見分け方
(※写真はイメージです/PIXTA)

中古住宅を購入する際には、その建物と土地の資産価値が今後どうなるか、ある程度知る必要があります。価値が低いことをわかっていながら契約を急かす悪徳営業マンへの対処法はあるのでしょうか。千日太郎氏の著書『マンガでわかる 不動産屋が絶対に教えてくれない「最高の家」の買い方』(扶桑社)より、詳しく見ていきましょう。

リノベは予定より1~3割高くなる

リノベーションを前提とした場合、費用に関していくつかの注意点があります。

 

最初に注意すべき点は、購入を検討している築古マンションがリフォーム済みかどうかということです

 

すでに売主が内装や設備を新しくしてから販売していることが多いため、マンションの価格がその分(数百万円くらい)高くなっていることがあります。しかも、そのリフォーム内容は廉価な設備や資材を使っていることがほとんどなので注意しましょう。

 

それに対して、リフォームされていない築古マンションは、その分安くなっており、お手頃価格の物件もたくさんあります。しかし、少しでも広いほうがいいからと築古マンションを購入すると、専有面積が広くなるほどリノベ費用は高くなります。

 

特にフローリング資材は広ければ広い分必要になり、無垢のフローリングは工賃も高くなります。前ページでは70㎡の一般的な部屋を前提に工事費用を説明しましたが、90㎡の広い部屋ならまた話は変わってきます。

 

そして、リノベーション費用は足が出るものだと思っておく必要もあります。だいたいの費用の目安は念頭にあったとしても、具体的な見積もりはマンション購入後にしか取れません。自分や家族のこだわりなどを詰め込んでいけば、1〜3割ほど高くなってしまうのです

 

出所:『マンガでわかる 不動産屋が絶対に教えてくれない「最高の家」の買い方』(扶桑社)より抜粋
[図表2]リノベーション
出所:『マンガでわかる 不動産屋が絶対に教えてくれない「最高の家」の買い方』(扶桑社)より抜粋

 

次ページ悪質営業マンには特徴がある

※本連載は千日太郎氏の著書『マンガでわかる 不動産屋が絶対に教えてくれない「最高の家」の買い方』(扶桑社)より一部を抜粋し、再編集したものです。

マンガでわかる 不動産屋が絶対に教えてくれない「最高の家の買い方」

マンガでわかる 不動産屋が絶対に教えてくれない「最高の家の買い方」

千日 太郎

扶桑社

マイホームを購入するための住宅ローンは、年収の何倍もの金額であり、返済期間は生きてきた期間かそれを超える期間にわたる契約です。 いままで経験したことのある大きな買い物のノウハウは、ここではほとんど役に立ちません…

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