(※写真はイメージです/PIXTA)

70歳まで日本国内で結婚のチャンスに恵まれなかった税理士の男性は、悲願かなってタイ人女性と結婚。日本とタイの二拠点生活をスタートし、日本の非居住者として節税も実現。インタビューで実情を伺いました。※本記事は、OWL Investmentsのマネージング・ディレクターの小峰孝史弁護士が監修、OWL Investmentsが執筆・編集したものです。

税務署に勤務後、税理士として独立…一見順調な人生の落とし穴

小峰:経歴を教えてください。

 

工藤:私はMARCH(明治・青山・立教・中央・法政)の経済学部を卒業しました。公認会計士を目指していましたが合格できず、27歳で税務署に就職しました。その後、43歳で退職して税理士になりました。

 

小峰:税理士の先生方は稼いでいらっしゃる方が多いです。順調に人生が進んでいきましたね。

 

工藤:はい。ただ1点だけ、女性と縁がありませんでした。大学時代、彼女はもちろん女性の友人もなく、税務署に就職して以降も、女性職員と勤務時間に話す以外、女性との接点は皆無だったのです。

 

小峰:お見合いなどは?

 

工藤:税務署に勤めていた16年の間、税務署の先輩などがセッティングしてくれ、12回のお見合いをしました。しかし、ほぼすべて私から断ってしまいました。

 

小峰:なぜでしょう?

 

工藤:20代の頃のお見合い相手は、東京の名家の女性でした。いまから思えば、もったいないことをしました。でも、20代から30代半ばの私は、なんのために結婚するのか、結婚の意味がわからなかったのです。

 

小峰:40歳前後になってからはどうでしたか?

 

工藤:その頃になると、紹介される相手の年齢が上がり、どなたもピンと来なくて…。

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