(※写真はイメージです/PIXTA)

コロナ禍を機に地方移住への関心は高まりました。しかし、実際に移住してみると、理想とのギャップに悩む人も少なくないようです。本記事では、阿部さん(仮名)の事例とともに、地方移住の理想と現実についてFP相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が解説します。

老後の地方移住の壁

地方移住への希望は近年高まりつつあり、総務省の「地域への人の流れに関するデータ」によると、60歳代以下においては3割以上の人が地方への定住願望があると回答しており、多くの人が地方移住に興味を持つことがわかります。

 

地方への移住はのんびりとした生活をイメージすることも多いものですが、実際のところ移住先では理想とは違った壁にぶつかることもあります。

 

サラリーマンをしながらであれば勤務時間だけで完結させることもできますが、自分が経営者となると人を確保し、円滑に仕事が回るルーティーンを作らなければ兼業を考えることも難しいでしょう。

 

移住先での生活スタイルや、自分で事業をされるのであれば日々の業務の流れや仕組を作らないと、「こんなはずではなかった」となってしまうこともあります。これまでの生活とは大きく異なる生活が待っていますので、すでに地方移住をしている人から話を聴くなど情報を集め、ある程度自分の生活や仕事の流れをイメージした上で行動に移すことが大切ですね。

 

 

小川 洋平

FP相談ねっと

CFP

 

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