(※写真はイメージです/PIXTA)

総務省の発表によると1950年代から空き家は増え続けています。それは人気エリア「世田谷」も例外ではありません。一方で都内の住宅価格が高騰しており、都内に勤務先や通学先のあるファミリーから悲鳴が上がっています。これは一体なぜでしょうか? ポイントは東京都の空き家総数のうち7割を超えるのが「賃貸住宅」であるところにあります。リノベーションバリューデザイン協議会の代表理事、REISM株式会社 取締役の挽地裕介氏が、「空き家」と「賃貸住宅」を取り巻く問題に加えて、投資先としての「賃貸住宅」について解説します。

賃貸住宅経営を検討するなら、居住者が「関心をもつ住宅の特徴」を重視して不動産を選ぶべき

空き家問題、建物の老朽化に伴う資産価値の低下、管理委託費の高騰、など賃貸不動産における課題をいかに捉えるかが今後の賃貸経営を左右すると言っても過言ではありません。

賃貸住宅経営のポイント

賃貸住宅経営は「品質」「機能」「意匠」の3点から居住者が満足のいく不動産を選ぶことができるかが鍵です。

 

たとえば、下記の方法が挙げられます。

 

・維持管理を徹底して快適な住み心地が実現する


・室内だけでなく、建物全体の健康診断(=インスペクション)によってる災害やトラブルから身を守る


・ライフスタイルに合わせたリノベーションを行い居住者のQOLを向上する

 

居住者が住み継ぐ、所有者が受け継ぐ、これらを繰り返すことによって古いものに新たな価値が見出されて、社会的意義をもつ活動となって推し進められることがこれからの賃貸経営の魅力と言えるのかもしれません。

 

挽地裕介

リノベーションバリューデザイン協議会 代表理事

REISM株式会社 取締役

 

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※本連載は、リズム株式会社取締役の挽地裕介氏による書き下ろしです。

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