「会社を辞めたい」…冷静な判断をするためにチェックすべき〈4つの要素〉とは?【転職のプロが解説】

「会社を辞めたい」…冷静な判断をするためにチェックすべき〈4つの要素〉とは?【転職のプロが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「会社を辞めたい…」働いていれば、誰でもそんな風に思うことがあるものです。体に影響が出るほど無理をする必要はない一方で、安易に退職を繰り返し「ジョブホッパー」の道を歩むのも考えもの。外部目線で冷静に、本当に辞めるべきかを判断することが必要です。本記事では、木村勝氏による著書『会社を辞めたいと思った時に読む セカンドキャリアの見つけ方』(ビジネス教育出版社)から一部抜粋し、会社を辞めたいと思ったときの「絶対基準」や「4つの要素」について解説します。

様々な角度からあなたの「会社を辞めたい」を冷静に分析する

「会社を辞めたい」と思った時には、まず、会社経営の4大資源(ヒト・モノ・カネ・情報)フレームを流用して考えてみることをおすすめします。ヒト・モノ・カネ・情報とは、日本国内で定着している経営資源を構成する4つの要素のことです。キャリアに置き換わってみると次のようになります。

 

・ヒト→人間関係(上司、同僚との関係が悪いなど)

・モノ→仕事自体(自分が担っている仕事自体に全く興味が持てないなど)

・カネ→労働条件(給与・賞与が安い、福利厚生が貧弱など)

・情報→人事制度(将来のキャリアパスが見えない、評価基準が明確でない)

 

 

企業経営の場合、4つの要素のいずれかでも弱点がある企業は、継続的な競争力を保持することができず、市場で生き残っていけません。サラリーマンの場合も同じです。あなた自身、上記4要素のうち3要素以上に関して耐えられない状況になっている場合には、今いる会社でモチベーションを高く持ち続け中長期的に高いパフォーマンスを上げていくことは難しいです。

 

4つの要素すべてについて満足しているというサラリーマンはほとんどいませんが、3つ以上の要素で不満足という状況は、仕事へのエネルギー源であるモチベーションの枯渇状態です。「会社を辞めること」が現実的な選択肢に入ってきます。

 

「会社を辞めたい」をポジティブなエネルギーに変換し、セカンドキャリアの踏み出しにつなげていくためには、その感情を大切にしつつ、こうしたフレームを使って冷静に状況を分析することも大切です。
 

 

木村 勝
行政書士
リスタートサポート木村勝事務所 代表

 

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】7月11日(木)開催
築15年でも家賃下落が起きないアパートの秘密を150棟の設計を行ってきた「プロの設計士」がお伝えします!
入居者ニーズを満たした“こだわりすぎなアパート”を徹底解剖

 

【海外不動産】7月20日(土)開催
海外不動産の投資手法をアップデート!
日本国内の銀行融資を活用した
最新・ベトナム不動産投資戦略

 

【税金】7月23日(火)開催
「富裕層を熟知した税理士」が教える
2024年最新【所得税×インフレ】対策
~今後の手残りが3割変わる!?「所得税対策」~

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

会社を辞めたいと思った時に読む セカンドキャリアの見つけ方

会社を辞めたいと思った時に読む セカンドキャリアの見つけ方

木村 勝

ビジネス教育出版社

「会社を辞めたい」と思っているのなら、それはチャンスです。現状に違和感を持ち、より自分に合った仕事・働き方を実現しようというエネルギーが湧き上がってきている証拠だからです。本書は「会社を辞めたい」と思ったときに…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録