「新規事業」のアイデアに悩んだら…「戦略経営の父」が提言する、3つの可能性に分けた考え方【経営コンサルが解説】

「新規事業」のアイデアに悩んだら…「戦略経営の父」が提言する、3つの可能性に分けた考え方【経営コンサルが解説】

新規事業テーマがなかなか思いつかない、とあたまを抱える企業は多いでしょう。そのようなときには、「成長マトリクス」による分類法が役に立つかもしれません。本記事では、中野正也氏の著書『成功率を高める新規事業のつくり方』(ごきげんビジネス出版)より一部を抜粋・再編集し、成長マトリクスを用いた新規事業開発について解説します。

成長マトリクスを使いこなし、新規事業テーマを考えよう

このように、マトリクスを発想のヒントとして活用することで、新規事業アイデアが考えられます。

 

たとえば、AからBへの展開について、「既存事業の顧客を想定し、まだ自社が対応していないニーズで、新たに対応できる製品はないか?」と考えることです。AからCへの展開について、「現在自社が提供している製品や、保有している技術が活用でき、ニーズに応えられる新しい業界はないか?」と考えることです。

 

成長マトリクスは、市場と製品を分けて、それぞれの視点から、自社が保有しているリソースや知見を活用し、言わばアメーバー型に隣接する分野に新規事業展開する発想を提供してくれるものです。

 

また、多角化についての可能性も包含しています。成長マトリクスを使いこなせば、既存事業をベースとして、新規事業テーマを考える際の大きなヒントを提供してくれることでしょう。

 

 

中野 正也

株式会社グローバル事業開発研究所

代表取締役

 

※本記事は『成功率を高める新規事業のつくり方』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

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※本連載は、中野正也氏の著書『成功率を高める新規事業のつくり方』(ごきげんビジネス出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

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