いつの間にか仕事がやりやすくなっている! 「しごでき」の人に共通する〈かわいげ〉の三つの条件とは?【元渋谷109販売員の週刊誌記者が伝授】

いつの間にか仕事がやりやすくなっている! 「しごでき」の人に共通する〈かわいげ〉の三つの条件とは?【元渋谷109販売員の週刊誌記者が伝授】
(※写真はイメージです/PIXTA)

どの職場にも、男女問わず目上の人からかわいがられて、いざというときにも周りから助けが入って仕事がうまくいっているという人が1人はいるのではないでしょうか? 渋谷109のカリスマ店員から有名週刊誌の記者に転身した山田千穂氏による著書『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)より一部抜粋し、仕事ができる、スムーズに進む人たちに共通する「かわいげ」について解説します。

アドバイスをもらったら即実行すべきワケ

アドバイスは即実行してアピール

明るく、素直で、真面目に人と接していると、自然にアドバイスをしてくれる人も増えてきます。尊敬する人から「あれをするといいよ」「これをやってみたらどうかな」と言ってもらえるのはとてもありがたいものです。ですので、私は、できることは翌日にでもすぐ実行するようにしています。

 

たとえば以前に上司から「朝日新聞、読売新聞、日経新聞を毎日読みなさい」と言われたときは、翌日には買って自分のデスクの上に置いておきました。そこはもちろん、上司からよく見える位置です。そうやって〝言われたことを実行していますよ!〞とさりげなくアピールしたのです。

 

すると上司に、「早速、新聞買って読んでいるのか」と気づいてもらえます。周りの人から、「山田さん、そんな新聞、読むようになったの?」と声をかけられている様子も上司は見ています。もちろん、そこまでを想定していました。

 

仕事のアドバイスも、即実践して結果を報告すると、上司はまた次のアドバイスをしなきゃと思ってくれるもの。その繰り返しのなかで成長する姿を見守ってくれる人たち、つまり、自分の味方が増えていくのです。

「誘われるうちが花」という意識

勧められたことは一度は試してみる

日頃お世話になっている上司や先輩、仕事関係者から、飲み会やイベントその他、仕事とは直接関係のない場に誘われたらどうしているでしょうか?

 

他の予定があって物理的に難しい場合や、プライベートを優先したい場合は断る人もいるでしょう。タイパ(タイムパフォーマンス)、コスパ(コストパフォーマンス)を考えて損得勘定で判断する人もいるかもしれません。

 

ワークライフバランスを優先して断るのもわからないわけではありません。でも私は基本、人に誘われたら一度は行ってみたほうがいい、という考えです。

 

以前、人材採用支援会社アールナインの社長、長井亮(ながいりょう)さんにインタビューをさせていただいたときに、「誘いは断らない」というお話をうかがい、私も真似をしてみようと、誘われたらすべて行っていた時期もありました。

 

その後、結婚して子どもが生まれて時間的余裕がなくなったので、「自分が目標にしたいと思う尊敬する人の誘いは最大限断らない」に変わりましたが、「誘われるうちが花」という意識は常に持っています。

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※本連載は、山田千穂氏の著書『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ

ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ

山田 千穂

朝日新聞出版

渋谷109のカリスマ店員から有名週刊誌記者に転身した著者が、相手がつい心をゆるしてしまう、つい本音をもらしすぎてしまう「聞き方」のコツを大公開! いずれの業界でも、すさまじい競争と駆け引きの現場で試行錯誤と失敗を…

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