素直に真似して味方につける
「アスマ精神」でかわいがってもらう
「自分で言うの⁉」とつっこまれそうではあるのですが、私は大学時代から、「この人すごい!」「この人に会えて嬉しい!」と思った経営者、上司から芸能人まで、目上の人からかわいがっていただくことが多いように感じます。
「あなたと会うと元気になるよ」と言ってもらえることもしばしばです。「明るくてポジティブだね」「人が集まる場に呼びたくなる」「イベントやるから、よかったら来て!」など、嬉しい言葉をかけてもらうこともあります。
でも、その理由は、「もともと人に好かれる性格だから」というわけではないと自分では思っています。とりわけ自分が憧れる人、理想の生き方をしている人に会うときは、自分が持っているありったけの〝かわいげ〞を発揮するようにしているからです。
誤解を招かないように記しておくと、ここで言う「かわいげ」とは、媚びを売って色気や、いわゆる「女らしさ」をアピールすることではありません。色気より食い気、「女らしさ」より明るさ、素直さ、真面目さが自分の長所なんじゃないかな? と思っています。
「明るさ・素直さ・真面目さ」の3拍子がかわいげの条件。
つまり性別なんて関係ありません。この3つの言葉の頭文字をとって「アスマ精神」と私は呼んでいます。「明るく、素直で、真面目な子」というと、小学校の校訓みたいで、クスッと笑ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
でも、思わず苦笑してしまうのは、案外、大人になると自然にできなくなっているからではないかな、と思うのです。
アスマの「ア」は、挨拶はもちろん、受け答え、表情、話し方も全部引っくるめた明るい印象。
「ス」は、謙虚に相手の話を聞き、言われたことはすぐ実行し、自分が思ったことも真っ直ぐ伝えられる素直さ。
「マ」は、約束を守り、礼儀と感謝を忘れず、仕事に全力で取り組む真面目さ、という意味です。
私は、特別秀でた才能があるわけでもないですし、失敗もよくします。それでも、何かと気にかけてかわいがってくれる人に恵まれているのは、アスマ精神が伝わっているからなのではないかなと感じています。