悔しくても、腹が立っても、法律上はあきらめるしか…
佐藤さんは、怒りが収まらない様子です。
「私は関西在住で、伯母の顔を見に行きたくても距離の問題があるじゃないですか。でも、私だって電話したり、好物を送ったりしていたのに。直接顔を見に行ける妹の方が、有利に決まってます。本当に悔しい。出し抜かれたわ…」
佐藤さんの見立てでは、伯母の自宅だけでも、エリアを考えると2億円はくだらないのではないかといいます。
「なんとかして、私も伯母の遺産を相続できないかしら…」
伯母がなぜかわいがっていた姉妹の片方だけをひいきするような遺言書を残したのか、いまとなっては「藪の中」です。
佐藤さんの悔しい気持ちはよくわかりますが、甥姪には「遺留分」がありません。そのため、遺言書が準備されていた以上、伯母の遺産はすべて遺言書通り妹が相続することになり、佐藤さんは相続することができないのです。
[参考資料]
法テラス「遺留分とは何ですか。」
指摘率トップ!「名義預金」を税務署はどうみているか?
相続税の税務調査の実態と対処方法>>6/5(木)LIVE配信
カメハメハ倶楽部セミナー・イベント
【5/13開催】
高齢者入居で賃貸収益が劇的に上がる
孤独死・空室・相続トラブルを
まとめて解決セミナー
【第1回】終活時代の到来!
賃貸経営への影響と収益チャンス
【5/14開催】「トランプ関税ショック」
で見えた“コモディティ投資”の魅力
【5/15開催】南米の
知られざる不動産投資機会
「アルゼンチン」「ウルグアイ」
不動産の狙い目
【5/27開催】不誠実な
フランチャイズ本部を見抜け!
失敗しない「加盟先の選び方」
「FC投資の進め方」
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】