「挨拶って意味あるんですか?」論争、ついに終止符!? 元渋谷109店員の週刊誌記者が痛感した〈挨拶〉の魔力

「挨拶って意味あるんですか?」論争、ついに終止符!? 元渋谷109店員の週刊誌記者が痛感した〈挨拶〉の魔力
(※写真はイメージです/PIXTA)

たかが挨拶、されど挨拶……。「挨拶って意味あるの?」という“挨拶論争”がたびたび話題になりますが、渋谷109のカリスマ店員から週刊誌記者に転身した山田千穂さんは「たったひと言の挨拶には人を引き寄せる力がある」と断言します。そこで本稿では、山田氏の著書『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)より一部抜粋し、初対面でも一目置かれる「挨拶の仕方」について解説します。

目元と口元セットの自然な笑顔で

初対面でどんなにがんばって印象を良くしようと思っても、笑顔がガッチガチで機械的だとそれだけでマイナス評価されてしまいます。視覚から入る情報は55%、聴覚は38%、言語は7%というメラビアンの法則をご存じの方もいるでしょう。

 

口元は笑っているのに、目が笑っていない人は、相手にもわかるものです。「この人、本当はこの場が楽しくないのかな」と相手に思わせてしまう可能性があります。

 

私自身も、疲れているときは目元に力が入らないことがあるので、109時代、お客さまと接しているときは心から「楽しい!」という気分になるよう自分に思い込ませていました。たとえば、常連のお客さんがいらしたら、「今日もわざわざ○○さんが私に会いに来てくれた!嬉しい楽しい!接客最高!」とか、初めてのお客さんの場合は、「お客さまは一層素敵になるし、私も売り上げアップだし、この一期一会で、お互い超ハッピー!」と、心の中で言葉にしてみるのです。

 

緊張で笑顔が難しいこともあるかもしれませんが、とってつけたような笑顔でその場を取り繕おうとすると、相手には心が笑顔でないことは伝わってしまうもの。大切な人との初対面では、「この一期一会を大切にしたいな」「この人と気持ちよくコミュニケーションしたいな」と自己暗示をかけると、その心が表情にも反映されて目元、口元が自然な笑顔になります。

 

山田千穂
記者

編集協力:樺山美夏

※本連載は、山田千穂氏の著書『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ

ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ

山田 千穂

朝日新聞出版

渋谷109のカリスマ店員から有名週刊誌記者に転身した著者が、相手がつい心をゆるしてしまう、つい本音をもらしすぎてしまう「聞き方」のコツを大公開! いずれの業界でも、すさまじい競争と駆け引きの現場で試行錯誤と失敗を…

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