フィッチ、フィリピン格付け「BBB」据え置き…「A」引上げのための課題は?

6月17日週「最新・フィリピン」ニュース

フィッチ、フィリピン格付け「BBB」据え置き…「A」引上げのための課題は?
写真:PIXTA

一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクターの家村均氏が、フィリピンの現況を解説するフィリピンレポート。今週は国際金融の中で大きな役割を持つフィッチによる格付けについてみていきます。

IMF、「GDP予測」引き下げも「インフレ率」は改善を予測

IMF(国際通貨基金)は今年のフィリピンの国内総生産(GDP)成長率を6%と予測しており、これは4月の世界経済見通し(WEO)での6.2%から下方修正されました。それでも政府の目標である6~7%の範囲内にあります。

 

IMFは、今後、フィリピンのGDP成長は2025年には6.2%に回復すると予想していますが、これは旺盛な消費、公共および民間投資の増加、輸出の回復によるものとしています。

 

フィリピンの成長は、ビジネスのしやすさを改善し、外国直接投資(FDI)を引き付ける政府の取り組みによって促進され、これにより経済の長期的な成長ポテンシャルが高まる可能性があるとみられています。一方で、地政学リスク、高金利、気候変動関連のショックなどをリスクとして挙げています。

 

また、IMFはフィリピンのインフレ率が今年3.4%に落ち着くと予測しており、これは以前の予測である3.6%よりも低い数字です。また下半期には最近発表された米の輸入関税引き下げにより食品価格のインフレが低下すると見られています。

 

IMFは、BSPがインフレを抑制するために引き締め的な政策スタンスを維持するべきであり、インフレが2~4%の目標範囲内に確実に収まった時点で、中央銀行が緩和を開始するのが適切だとしています。

 

注目のセミナー情報

【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション

 

【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※当記事は、情報提供を目的として、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングが作成したものです。特定の株式の売買を推奨・勧誘するものではありません。
※当記事に基づいて取られた投資行動の結果については、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティング、幻冬舎グループは責任を負いません。
※当記事の比較するターゲット株価は、過去あるいは業界のバリュエーション、ディスカウントキャッシュフローなどを組み合わせてABキャピタル証券のプロアナリストが算出した株価を参考にしています。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録