IMF、「GDP予測」引き下げも「インフレ率」は改善を予測
IMF(国際通貨基金)は今年のフィリピンの国内総生産(GDP)成長率を6%と予測しており、これは4月の世界経済見通し(WEO)での6.2%から下方修正されました。それでも政府の目標である6~7%の範囲内にあります。
IMFは、今後、フィリピンのGDP成長は2025年には6.2%に回復すると予想していますが、これは旺盛な消費、公共および民間投資の増加、輸出の回復によるものとしています。
フィリピンの成長は、ビジネスのしやすさを改善し、外国直接投資(FDI)を引き付ける政府の取り組みによって促進され、これにより経済の長期的な成長ポテンシャルが高まる可能性があるとみられています。一方で、地政学リスク、高金利、気候変動関連のショックなどをリスクとして挙げています。
また、IMFはフィリピンのインフレ率が今年3.4%に落ち着くと予測しており、これは以前の予測である3.6%よりも低い数字です。また下半期には最近発表された米の輸入関税引き下げにより食品価格のインフレが低下すると見られています。
IMFは、BSPがインフレを抑制するために引き締め的な政策スタンスを維持するべきであり、インフレが2~4%の目標範囲内に確実に収まった時点で、中央銀行が緩和を開始するのが適切だとしています。
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