ドラマの取調室は嘘だらけ?
ドラマでは、よく取調室にライトがあり、否認する容疑者の顔に当てたりしますが、これは実際にはありません。被疑者などが暴れたりすると困るため、必要最小限のもの以外はなく、机にはアルミ製の灰皿だけが置いてありました。
「記者さんは吸うかい?」と聞かれましたが、喫煙者ではないので断りました。取り調べはたいてい刑事2人一組で行います。殺人事件の場合ですと、1人が脅し役(厳しく追及する役)、1人がなだめ役に回ることが多いようです。
1954年に山口県で発生した一家6人殺害事件では、取調室の様子を録音したテーブが公開されましたが、刑事が「仏にすがれ、のう」とか、「僕にまかしなさい」とか「弱い心でどうする」などといろいろな角度から追及を試みていました(金重剛二「タスケテクダサイ」理論社、浜田寿美男『自白の心理学』岩波新書より)。
なお、赤坂署では6時間いた間にお茶は出されましたが、カツ丼は出ませんでした。警察ドラマの至宝『太陽にほえろ!』で下川辰平さん演じる長さんが、容疑者に「カツ丼でも食うか」というシーンが再三放映されたため、取調室といえば、カツ丼というイメージが私もあります。
食べたいときは、自腹です。刑事のポケットマネーで買い与えると、のちのち公判で「自供欲しさに利益供与したものだ」と、自白調書の任意性までが疑われてしまうからです。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!