生まれて初めて安定した生活が実現したのは、タイのバンコク
小峰:海外移住先としてタイを選んだ決め手はなんですか?
大野:移住のための視察が、初めてのタイ訪問でした。最初はほかの国と比べようと思っていましたが、タイには日本語が通じる病院もあるというのが大きかったです。
小峰:その後もタイ以外の国と比べることはありますか?
大野:ヨーロッパへの憧れもあり、一昨年、ビザを取りやすそうな、ポルトガル、スペイン、オランダ、キプロス、マルタ、ラトビア、リトアニアなどを回りました。しかし、旅行で短期間滞在するなら別ですが、長期間住むなら、やはりタイだなと思い直しました。
小峰:タイでの生活はいかがでしょう?
大野:最初の4年間は、地下鉄のラマ9世駅の近くに住みました。独身だから1ベッドルームの部屋を選び、家賃1万2,000バーツ(2024年6月のレートで約5万1,000円)でした。スポーツジムやプールも付いている、きれいなタワマンでした。
大野:その後、日本人の多いスクンビット通りに移り、家賃1万3,000バーツ(2024年6月のレートで約5万5,000円)のタワマンです。日本料理店も、日本食を売っているスーパーも多い便利な場所です。
小峰:日本料理店で外食をすることが多いのですか?
大野:いいえ。長年の質素な生活が体に染みついていて、ほとんど自炊です。唯一の楽しみは、毎週日曜日に自宅で晩酌をすることです。ブラック先物会社で奴隷のような労働をしていたころは、苦痛から逃れるために飲んでいましたが、いまでは楽しく飲めるようになりました。
政治家から見捨てられた氷河期世代の「恨み節」
小峰:暗号資産投資は続けていますか?
大野:カルダノエイダはすべてビットコインに替え、レンディングで継続的に収入を得ています。
小峰:もし日本に帰国したら、そのレンディング収入にも課税されますね。
大野:ですから、日本には帰りたくありません。私たち氷河期世代は政治家に見捨てられたのです。それなのに、政治家はもともと非課税の収入がたくさんあるうえに、裏金まで懐に入れて…。絶対に許せないです。
小峰:氷河期世代として、納得できない思いがあるのですね。
大野:これまで選挙の在外投票には行っていなかったのですが、次の選挙では絶対に在外投票に行きます。そうでもしないと、とても気がすまない思いです。
インタビューを終えて
大野さんの体験談は、それこそ『ナニワ金融道』『賭博黙示録カイジ』『闇金ウシジマくん』を地で行く、ハードかつ起伏に富んだものでした。「マンガ化・ドラマ化できますね!」との筆者の言葉に、大野さんは同世代のイケメン俳優の名前をあげ「主役は彼でお願いします!」と楽しそうに笑っていました。
小峰 孝史
OWL Investments
マネージング・ディレクター・弁護士
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