面接の場では、企業と応募者で「本音」の探り合いになることも多いでしょう。合格するために自らを取り繕う人もいますが、往々にして本性を見抜かれてしまうものです。そこで本記事では、株式会社経営者JPの代表取締役・CEOの井上和幸氏が、「マネジメント人材」として転職を成功させるために常日頃から心がけるべきポイントについて解説します。
あなたの風評にも直結する「顧客や外注ベンダーの捉え方」
一つ目に応募者の方の「自分のメンバーたちの捉え方」について話しましたが、これは外部の「顧客や外注ベンダーの捉え方」も同様です。
お客様を「ネタ」「玉」などと呼ぶ体質の企業で育った人なのか、あるいは支援したい人と見るマインドセットを醸成してきた人か。
顧客は金づるだというようなマインドセットのマネジャーが、サブスク型サービスなど継続取引の重要性が更に増している時代に、売上成果を継続的に出すことはもはや難しいでしょう。
「顧客第一」「顧客の立場に立って」と誰もが言いますが、それがお題目の人と、心からそう思っている人とは、会話の端々での「顧客の呼び方」でどちらなのかはバレバレです。
外注先に対しても、パートナーとして付き合ってきた人と、「発注してやってるんだ」というマインドで付き合ってきた人とで、そのマネジャーが、転職した先で最適で良好なベンダーマネジメントができるか否かは天と地です。
これまで信頼関係を築いてきた人には、新しい場に移ってからも、頼りになる外注ベンダー各社は喜んで支援してくれるでしょうし、金を払ってやってるんだ的な付き合いをしてきたマネジャーには、新天地で声がけされてもけんもほろろになるばかりです。
採用する側からすれば、これらの観点からしても、どちらのタイプのマネジメント人材を採用するかで、パフォーマンスは天と地ですし、更には自社のブランドと信用問題としても天国と地獄になるのですから、応募者のあなたがどちらのタイプなのか、見極めに真剣勝負なのです。
日常から心を正して行動するべし
これらのことは面接対策として何かをすることではありません。日ごろの仕事の姿勢、生き方の姿勢に尽きます。
あなたが思うよりも、人は見ているし、リファレンスは出回るものです。マネジャーとして仲間達と協働して、世に貢献する仕事をしていかれたいなら、日常から心を正して行動するべし、ですね。
何かの人間関係的な理由で転職を考えることになったならば、よきリーダーとして新天地で活躍するために、本記事でご紹介したような「ダークサイド」チェックを、念のため、ぜひ行ってみてください。
井上 和幸
株式会社 経営者JP
代表取締役社長・CEO
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株式会社 経営者JP
代表取締役社長・CEO
1966年群馬県生まれ。1989年早稲田大学政治経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。人材開発部、広報室、学び事業部企画室・インターネット推進室を経て、2000年に人材コンサルティング会社に転職、取締役就任。2004年より株式会社リクルート・エックス(2006年に社名変更、現・リクルートエグゼクティブエージェント)。エグゼクティブコンサルタント、事業企画室長を経て、マネージングディレクターに就任。
2010年2月に株式会社 経営者JPを設立(2010年4月創業)、代表取締役社長・CEOに就任。経営者の人材・組織戦略顧問を務める。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供している。人材コンサルタントとして「経営者力」「リーダーシップ力」「キャリア力」「転職力」を劇的に高める【成功方程式】の追究と伝道をライフワークとする。 実例・実践例から導き出された公式を、論理的に分かりやすく伝えながら、クライアントである企業・個人の個々の状況を的確に捉えた、スピーディなコンサルティング提供力に定評がある。自ら2万名超の経営者・経営幹部と対面してきた実績・実体験を持つ。
著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『知名度ゼロでも「この会社で働きたい」と思われる社長の採用ルール48』(共著、東洋経済新報社)、『あたりまえだけどなかなかできない 係長・主任のルール』(明日香出版社)、『プロフェッショナルリーダーの教科書』(共著、東洋経済新報社)、『人物鑑定法 あの人も、丸見えになる』(経済界)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。取材・コメント・出演実績として、「日本経済新聞」「朝日新聞」「読売新聞」「産経新聞」「日刊工業新聞」「週刊東洋経済」「日経ビジネス」「GQ JAPAN」「週刊現代」「プレジデント」「AERA」「月刊BOSS」「CIRCUS」「日経ビジネスオンライン」「ITmediaエグゼクティブ」「BOSS online」、フジテレビ「ホンマでっか?!TV」「キカナイトF」、その他業界誌等多数。
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