1つの銘柄だけを持たないで!→銘柄分散すれば、リスクが減る
株式投資には、株価下落のリスクがありますが、値上がりのチャンスもあります。1つの銘柄だけを持っていると、大損するリスクがありますが、3つの銘柄を持っていれば、3つとも値下がりして大損する可能性は大きくありません。大儲けのチャンスは減りますが、それは仕方のないことです。
さらに多くの銘柄の株式を少しずつ買えばよいのですが、それには結構な金額が必要です。そこで検討したいのが投資信託です。
投資信託というのは、プロが大勢の投資家から少額の資金を集めて、多数の銘柄の株式を購入し、儲かっても損してもそのまま(手数料を差し引いて)投資家に返還する、というものです。
したがって、少額の資金でも多くの銘柄の株式を少しずつ購入したのと同じ結果が得られることになるのです。多くの銘柄には値上がりするものも値下がりするものもあるでしょうから、大損は避けられるでしょう。
一度に大量に買わないで!→時間分散すれば、リスクが減る
もうひとつ重要なのは、一度に大量に買わない、ということです。運悪く大量に買ったときが株価の高値だったとすれば、大損する可能性があるからです。
そこで、毎月少しずつ購入する「積み立て投資」が重要となります。毎月買えば、結果として高い時も安い時も買ったことになりますから、大儲けは狙えませんが、大損のリスクは格段に小さくなるはずです。それ以外にも、積み立て投資のメリットは数多くあります。
開始時期を悩まないで!→積立投資なら、株価を気にしなくてOK
一度に買おうとすると、「もう少し下がってから買おう」と思いながら、いつまでも買えない、ということになりかねません。そして、株価が暴落すると怖くなって手が出せなくなる、といったことにもなりかねません。
積み立て投資であれば、たとえば10年間積み立てる予定であれば、来月株価が下がっても、120分の1だけ失敗しただけですから、気になりません。いつでも思い立った時に始められるのです。
たとえば平成バブルのピーク時に積み立て投資を始めた人は、大儲けしているはずです。その後に株価が暴落して低迷していたので、安い値段で大量に買えていたはずだからです。暴落時に積み立てをやめていなければ、ですが。