4月30日の日経平均株価は、連休中に米国株が上昇していた流れを受けて、朝方から上昇してスタート。決算発表が本格化するなかで個別銘柄への物色も強まっており、指数は終日堅調で、前日比470.90円高の38,405.66円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが187銘柄、値下がりが38銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、信越化学工業〈4063〉、第一三共〈4568〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、リクルートホールディングス〈6098〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、日東電工〈6988〉、TDK〈6762〉、エムスリー〈2413〉、キッコーマン〈2801〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は20億7,400万株、売買代金は5兆6,678.19億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、海運業、ゴム製品、医薬品、機械、輸送用機器械などが上昇した一方、空運業、パルプ・紙が下落しました。昨日、米ドル円が1時間で約4円も円高に振れたことから、政府および日銀による為替介入の可能性を指摘する声があがるなかではありますが、日銀が政策の現状維持を決めたことを受けて、円安基調が継続するとの見方が輸出株の支えになったとみられ、自動車や機械などの輸出関連株にも値を上げる銘柄が目立ちました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がペプチドリーム〈4587〉で+400円(+24.66%)の2,022円、2位が三菱電機〈6503〉で+380円(+15.88%)の2,773円、3位がタムロン〈7740〉で+1,000円(+15.72%)の7,360円となりました。
一方、値下がり下位は、1位が1位が共英製鋼〈5440〉で-277円(-10.95%)の2,253円、2位がエムスリー〈2413〉で-186円(-9.91%)の1,691.5円、3位が日東電工〈6988〉で-1,185円(-8.31%)の13,070円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは121銘柄、年初来安値を更新したのは21銘柄でした。
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