投資をするなら最悪これだけ知っておきたい「金融商品」の概要…株式・投資信託・債券・外国為替・デリバティブ・オルタナティブ【公認会計士が解説】

投資をするなら最悪これだけ知っておきたい「金融商品」の概要…株式・投資信託・債券・外国為替・デリバティブ・オルタナティブ【公認会計士が解説】
(画像はイメージです/PIXTA)

「いまよりお金持ちになりたい」と思っている方は多いでしょう。そんな願いを実現するには、正しい資産運用の知識を学び、資産を育てるという姿勢も大切です。ここでは株式・投資信託・債券をはじめとする金融商品の概要について、元メガバンカーの公認会計士・税理士の岸田康雄氏が解説します。

デリバティブは、原資産から派生した金融派生商品

デリバティブは、原資産から派生した金融派生商品で、原油や金などの実物商品や、株式や債券、為替などの金融資産を対象にしています。契約時に物理的な受渡しを行わないことが特徴です。先物取引、スワップ取引、オプション取引などがあります。

 

[図表14]デリバティブの分類

 

先物取引は、将来の特定期日に決められた価格で商品を売買する契約です。証拠金を証券取引所に預けることで取引が可能となります。反対売買や差額授受により決済され、買い手と売り手がそれぞれ相場の上昇や下落から利益を得ることができます。

 

スワップ取引は、異なる指標に基づくキャッシュフローを交換する取引で、金利スワップや通貨スワップなどがあります。外国為替の場合は、通貨の金利と元本の交換が行われます。

 

[図表15]スワップ取引の種類

 

オプション取引は、将来特定の価格で資産を買う、または売る権利の売買です。コール・オプションは資産を買う権利、プット・オプションは資産を売る権利です。権利の価格はプレミアムと呼ばれ、その価格は、原資産価格、ボラティリティ、権利行使価格、残存期間などによって変動します。

オルタナティブ投資で分散投資の幅を広げる!

オルタナティブ投資は、伝統的な株式や債券以外の資産クラスに投資する手法です。不動産、コモディティ、プライベートエクイティ、ヘッジファンド、インフラ投資、証券化商品、保険商品などが対象になります。

 

オルタナティブ投資の特徴は、分散投資の幅が広がることです。先進国株式だけでなくオルタナティブまで投資対象を広げることで分散効果を高めることができます。

 

 

岸田 康雄
公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)

 

★金融商品の基礎知識についてはこちらをチェック!

【プライベートバンカー(PB)試験対策】富裕層が投資すべき株式・債券からデリバティブ・オルタナティブまで金融商品の基礎から学ぶ

 

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退職金の税制改正が迫る!増税の恐怖とその対策

 

 

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