4月11日の日経平均株価は、前日の米株主要3指数が揃って下落した流れを引き継ぎ、寄り付き大幅に下落してスタートしました。もっとも、歴史的な円安となるなかで輸出関連銘柄が物色されるなか、指数は下げ幅を縮小、前日比139.18円安の39,442.63円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが104銘柄、値下がりが117銘柄、変わらずが4銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、KDDI〈9433〉、テルモ〈4543〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ファナック〈6954〉、ソシオネクスト〈6526〉、トヨタ自動車〈7203〉、デンソー〈6902〉、信越化学工業〈4063〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億0,700万株、売買代金は4兆1,293.17億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業、非鉄金属などが上昇した一方、不動産業、精密機器、小売業、情報・通信、パルプ・紙などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が有沢製作所〈5208〉で+300円(+26.20%)の1,445円、2位がトレジャー・ファクトリー〈3093〉で+174円(+12.19%)の1,601円、3位がMonotaRO〈3064〉で+207円(+11.49%)の2,008円となりました。
一方、値下がり下位は、1位が吉野家ホールディングス〈9861〉で-333円(-10.36%)の2,882円、昨日10日の取引時間終了後、25年度2月期の業績予想で「増収・減益」との見方を示した点が投資家に嫌気された模様です。そのほか、2位がリズム〈7769〉で-350円(-10.00%)の3,150円、3位がサイゼリヤ〈7581〉で-540円(-8.84%)の5,570円と続いています。
なお、年初来高値を更新したのは121銘柄、年初来安値を更新したのは85銘柄でした。
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