為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。期間の初めは、3月27日に発表された豪州の2月の消費者物価指数(CPI)や28日に発表された豪州の2月の小売売上高がともに市場予想を下回ったことで、豪州の早期利下げ観測が強まり、豪ドルの対円レートは下落しました。その後、米国で4月1日に発表された3月のISM製造業景況指数が好不況の分かれ目となる50を超えて改善したことや、5日に発表された3月の非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回ったことで米国経済の堅調さが示されたことなどから、米国の早期利下げ観測が後退したため円安・米ドル高となったことに連れて、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。期間の初めは、豪州の2月のCPIや小売売上高が市場予想を下回ったことで豪州の早期利下げ観測が強まり、豪州3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。その後に発表された米国の3月のISM製造業景況指数や雇用統計で米国経済の堅調さが示されたことなどから、米国の早期利下げ観測が後退したことで、米国国債利回りが上昇し、連れて豪州3年国債利回りは上昇しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『「円安・米ドル高」に連れて「豪ドル/円」も上昇 ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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