資金的な余裕を持って始めたい海外不動産投資
投資は財産を増やす上では欠かせない方法だが、すべての人に向いているわけではない。まず、ある程度の元手がない人は、投資を始めるにはまだ早い。貯金を増やし、時期を待つようにしよう。特に、海外不動産投資を始めるには、余裕資金が500万円ぐらいは必要だ。
私たちは、現在の幸せと将来の幸せを天秤にかけて暮らしている。将来のことばかり考えて投資にお金を回しすぎて、今の生活をあまりにも犠牲にしてしまうのはよくない。
また、楽をして稼ごう、という人にも投資は向かない。たとえ投資信託にせよ、どの国のどのような商品を買えばいいかを見極めるには、勉強を続けなければいけないからだ。
何でも人のせいにする人もだめだ。「あの人の言うとおり投資したのに損をした」などと恨み言を言っても仕方がない。自分のお金を投資するのは自分しかいないのだから、自分で責任を取るしかない。
投資でも必ず生きる「本業」のビジネス経験
気が短い人や、ちょっとでも損をするのが嫌な人、すぐパニックになってしまう人も、投資には向かない。ただこれは経験によってカバーできると思う。オンラインのバーチャル株式取引ゲームなどを使って、投資の感覚を身につけていくとよいだろう。
逆に、投資に向いている人について考えてみよう。まず、投資以外の本業で稼いで余裕資金を作れることが大切だ。投資を続けていると、良いときも悪いときもあるが、本業がしっかりしていれば、少々投資成績が変動しようとも、びくともしない。また、本業のビジネスで培った経験は、投資でも必ず生きてくるはずだ。
また、売り買いの決断が早いことも、よい投資家の条件だ。投資が利益をもたらすかどうかは、買った瞬間に決まるといっても言い過ぎではないだろう。相場が高いときに買ってしまったら、損をせずに売りぬくのは不可能だ。