税務調査官「残念ですが、妹さんも対象です」…年金月30万円、元公務員の父が55歳長男に「多額の生前贈与」→52歳妹が“2度激怒”したワケ【税理士が警告】

税務調査官「残念ですが、妹さんも対象です」…年金月30万円、元公務員の父が55歳長男に「多額の生前贈与」→52歳妹が“2度激怒”したワケ【税理士が警告】
(※写真はイメージです/PIXTA)

税務調査が行われるきっかけのひとつに「第三者からのタレコミ」があります。このタレコミ先が親族などの身内の場合、税務調査に発展する可能性は跳ね上がると、多賀谷会計事務所の宮路幸人税理士はいいます。今回、身内のタレコミから税務調査に発展した事例から、相続税の申告における注意点をみていきましょう。

税務署が調査に踏み切ったワケ

税務署は職権で預金通帳を調べることが可能です。相続税の調査の場合、おおむね10年ほどさかのぼって家族の預金口座を調べてから調査を行います。このため、銀行資金の流れにより、引き出されたお金が申告されていないことを突き止めました。

 

また、国税庁はホームペ-ジなどでも「課税・徴収漏れに関する情報の提供」を呼びかけています。つまり「脱税していそうな人がいたら教えてください」との呼びかけです。

 

通告後、すぐ調査に進展する可能性は低いですが、今回のように身内からの具体的な情報の提供の場合、信憑性が高い場合が多いため、追徴税額が取れると判断された場合、税務調査に至る可能性は高くなります。

相続財産が増加すると、相続人“全員”に影響する

いかがだったでしょうか? 相続税の申告漏れが発覚した場合、その分の相続税を納めることとなりますが、相続税の計算上、相続財産が増加した場合、増加した財産を取得した本人だけでなく、相続を受けた全員の相続税が増加することとなります。

 

また相続人のうち、相続税を納めない人がいる場合、相続税には各相続人に対し「連帯納付の義務」があるため、お互いに連帯して納付しなければならない義務があります(相続税法第34条第1項)。

 

こうしたトラブルを生まないためにも、普段から身内同士こまめにコミュニケーションをとっておくと安心でしょう。

 

 

宮路 幸人

多賀谷会計事務所

税理士/CFP

 

\2月20日(金)-22日(日)限定配信/

相続税の「税務調査」の実態と対処方法
調査官は重加算税をかけたがる

 

 

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