3月8日の日経平均株価は、前日の米株主要指数の上昇などを背景に、朝方から買いが先行。一時は前日比400円近く上昇しました。しかし、連休前ということで持ち高調整の売りなどもあり、指数は失速。結局、前日比90.23円高の39,688.94円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが134銘柄、値下がりが89銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、東京エレクトロン〈8035〉、信越化学工業〈4063〉、TDK〈6762〉、中外製薬〈4519〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、京成電鉄〈9009〉、ダイキン工業〈6367〉、トヨタ自動車〈7203〉、ファナック〈6954〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は22億3,500万株、売買代金は6兆3,949.47億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、3月4日(月)に株主還元の強化を発表した大林組をはじめとした建設業が上昇。また、日銀のマイナス金利政策の解除が注目されるなか、金利先高観から銀行株も買われています。そのほか、電気・ガス業、鉄鋼、保険業などが上昇しました。一方で、陸運業、空運業、輸送用機器械、海運業、ゴム製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がソースネクスト〈4344〉で+50円(+33.11%)の201円、2位がメンバーズ〈2130〉で+150円(+17.10%)の1,027円、3位が大幸薬品〈4574〉で+48円(+14.16%)の387円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がさくらインターネット〈3778〉で-2,150円(-20.93%)の8,120円、2位がクロスキャット〈2307〉で-423円(-18.67%)の1,843円、3位がアイル〈3854〉で-505円(-13.69%)の3,185円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは191銘柄、年初来安値を更新したのは23銘柄でした。
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