老後の生活費は現役時代の7〜8割になると言われています。しかし、収入自体も大きく減ってしまう老後生活において、お金を減らさない・手取りを増やすための工夫は不可欠です。本記事では、講演、執筆、個人マネー相談等で幅広く活躍するお金のプロ、頼藤太希氏・高山一恵氏による著書『1日1分読むだけで身につく 老後のお金大全100』(自由国民社)から、老後の節約や確定申告でお金を取り戻す方法についてご紹介します。

年金生活者でも「確定申告」で手取りが増えるケースも

年金生活者は一定の条件を満たせば確定申告不要制度の対象になります。しかし、確定申告をすることで税金が減り、手取りを増やせるケースもあります。

 

[図表2]確定申告をした方がいい人の例

 

会社員や公務員だったころは大部分が年末調整で手続きできましたが、勤め先を退職すると年末調整はありません。したがって、確定申告をしたほうがいい、というわけです。

 

確定申告では、毎年1月1日から12月31日までの1年間の所得を、翌年の2月16日から3月15日(土日の場合は次の平日)までに申告します。便利なのはスマホやパソコンから手続きができる「e-Tax」を利用すること。国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」から、案内にしたがって金額を入力するだけで税額が自動的に計算されます。

 

さらに、マイナンバーカードがあれば「マイナポータル」から確定申告に必要な「公的年金等の源泉徴収票」などの情報が連携できるので、手軽です。税務署などに足を運ぶ必要なく、いつでも確定申告ができます。

 

なお、管轄の税務署や確定申告会場でも確定申告は可能。対面で担当者と相談しながら確定申告することができます。

 

 

頼藤 太希
株式会社Money&You
代表取締役

 

高山 一恵
株式会社Money&You
取締役

 

※本記事は『1日1分読むだけで身につく 老後のお金大全100』(自由国民社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
 

 

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