「買いのシナリオ」崩壊の具体例
例えば、次の3つの理由から株を買ったとします。
① 配当利回り4.5%と高配当であること
② ここ5年、減配されていないこと
③ ここ3年毎年売上げが平均10%以上伸びているにもかかわらず、PERが10倍代であること
このとき、その後減配発表により配当利回りが3.0%になるなど、買いの理由が2つ崩れたときは売却を検討するようにし、さらに減益発表によりPERが20倍以上になるなど、買いの理由が3つともすべて崩れたときは機械的かつ速やかに売却するようにしています(買った後の配当利回り低下は、株価上昇を伴うとき→2.5%まで、減配によるとき→3.5%まで買いシナリオは崩れていないものとみなしています)。
著名投資家のマーク・ミネルヴィニは、「間違いは許されるが、間違ったままでいることほど許されないことはない」との言葉を残しています。
一度売却すると決めたときは、速やかに売り払うことが必要となります。例えそのとき含み損を抱えていたとしても、躊躇なく売るようにしましょう。
人は損失が出ているときは、なかなか損切りをしたがりません。他に有望な買い候補銘柄があったとしても、色々と理由を作って含み損が解消されるまで持ち続け、結果として、投資機会を大きく逸する可能性も出てきます。
わかっているにもかかわらず、どうしても含み損銘柄の売却をためらってしまうときは、とりあえずいったん売却して、翌日買い戻す予定とすることをお勧めします。
そして、翌日実際に買い戻そうとする際、新規で買うとしたら本当にその銘柄を買いたいか、他の有望銘柄と比較しながら考えるようにするとよいです。
そのような銘柄は、いったん売却して思考を白紙の状態に戻すと、無理して買い戻さなくてもいいかという気持ちになることも多いでしょう。
なのなの
サラリーマン兼業投資家
※本記事は『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える 「爆配当」株投資』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
注目のセミナー情報
【国内不動産】5月13日(月)開催
銀行からフルローンを引き出す「最新不動産投資戦略」
利回り7%超!「新築アパート投資」セミナー
~キャッシュフローを最大化させるためのポイントも徹底解説
【国内不動産】5月16日(木)開催
東京23区×新築×RC造のデザイナーズマンションで
〈5.5%超の利回り・1億円超の売却益〉を実現
物件開発のプロが伝授する「土地選び」の極意
【事業投資】5月25日(土)開催
驚異の「年利50% !?」“希少価値”と“円安”も追い風に…
勝てるBar投資「お酒の美術館」とは
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走