価格は支払うもの、価値は得るもの
高金利環境下では、バリュエーションは金利がゼロに近いときよりもはるかに重要です。株式は素晴らしい長期投資であり、S&P500の実質リターン(インフレ考慮後)は過去150年間で年率7%以上であるのに対し、米国債はわずか2%です。
しかし、ご存じのように、株式は変動も大きく、過去50年のうち29年は10%を超える下落となりました。株式市場は気まぐれであり、容赦のない場合もあるということです。
だからこそバリュエーションに注目しなくてはなりません。より正確にいえば、バリュー・フォー・マネーです。過去10年間は成長(特に収益の成長)がすべてでしたが、これからの10年間は真の価値を提供する企業を見つけることが重要になるでしょう。
これは、単に割安な企業を見つければいいというものではありません。割安株にはたいていそれなりの理由があります。エネルギー、金融、資本財といった伝統的なセクターの企業は景気に敏感というだけではなく、新しいテクノロジーへの移行によって大きな混乱に直面します。
これに対し、現在の指標で割高とされる企業でも、将来的に持続的な成長とキャッシュフローを実現できれば、現在の水準でも割高ではなかったということになるかもしれません。
投資家は、より長期的な視点に立ち、構造的で過小評価されている成長分野を見極め、持続的な競争優位性を持つ企業に強くコミットすることが需要であると当社は考えています。グローバル株式市場には、特に忍耐強い投資家にとっては、十分な価値があります。
福澤 基哉
シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社
執行役員/プロダクト統括
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