本記事は、シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社の『マーケット情報』を転載したものです。

プライベート・アセット「5つのメガトレンド」

2023年、プライベート・アセットの投資家は複雑な課題とリスクに直面しています。

 

景気後退が長期化する可能性は大きく、インフレ率は高止まりしています。金利は上昇し、負債は全体的に増加しています。ウクライナ戦争の継続を背景に、エネルギー危機も継続しています。

 

これらの要因が一夜にして消えたとしても、社会的不平等やポピュリズムなどの進行中の問題は残ります。

 

とはいえ、プライベート・アセットは投資期間が長期にわたるという特徴を持つため、投資家は、中長期的な見通しを考慮した上で投資判断することが肝要です。

 

投資の時間軸を長期で考えると、持続的な長期トレンドが数多く存在することから、私たちは楽観的な見方を維持しています。特に、以下に示す5つの長期的なメガトレンドが追い風となるでしょう

 

① 気候変動と脱炭素化

② 技術革新

③ サステナブルなライフスタイル

④ 高齢化社会

⑤ 新興国・フロンティア市場の成長

 

投資家が今日直面している短期的な課題は、気候変動と脱炭素化に取り組む緊急の必要性に影響を与えるものではありません。どんなに激動する経済環境であろうとも、技術革新やサステナブルなライフスタイルへの移行を止めることはできません。

 

また、世界的に人口の高齢化と増加が続いており、その結果、需給パターンが変化しています。高齢化と出生率の低下が相まって、多くの国では労働力人口が減少し、長期的には実質金利に圧力がかかると予想されます。

 

新興国とフロンティア市場も成長を続け、この成長をリードする国々は時間の経過とともに変化していくと思われます。

 

プライベート市場を形成するその他の要因としては、特にテーマがあるわけではなく、投資家の需要や行動様式の成長トレンドに関連しています。たとえば、私たちが「プライベート・アセット4.0」と呼ぶものへの移行は、加速しないまでも継続すると予想します。

 

プライベート市場は80年代半ばから急速に発展し、いくつかの形態を経て変遷してきました。この新しい局面では、民主化されたソリューションの開発が進み、以前は対象外であった膨大な数の投資家に対して、プライベート市場の開放がすすんでいます。

 

それでも、短期的には困難な状況が続くことは間違いありません。ここでは、短期的な市場の課題に対して、プライベート・アセットへの資産配分を可能な限り回復力のあるものとするために、投資家が注力すべき3点について説明します。

 

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