人をつなげてもらったら、あとは流れに乗っていけばいい
濃密な人間関係+教えたがりな気質=こんな人を知りませんか? と聞くとすぐ教えてくれる、つなげてくれる。このことを覚えておいてほしい。これが移住相談を活用するコツだ。具体的には、できる範囲でいいから、自分がその土地で起業するために、会いたい人、 会ったら有益そうな人を調べておく。
たとえば、自分がやりたい事業を古くからその土地でやっている人。あるいは、すでに都会から移住して、起業して面白い商売をやっている人。就職したいなら、その土地で自分に合いそうな会社でもいい。どれも、ネットで検索すればそれらしき人は見つかるはずだ。そして、相談会ではその人につなげてもらえないか、それとなく聞いてみよう。
「自分は編集者なので、そちらに移住して、出版社を起こしたいと思っています」
「そういえば、ネットで見たんですが、そちらには〇〇社という、面白いタウン誌を出している出版社があるそうですね。社長さんは東京からIターンされたらしいじゃないですか」
こんな感じだ。結果的に、目当ての人につなげてもらえる場合もあるだろう。そうでない場合でも、担当者はあなたがどういうことをしたい人なのか、どんな人につなげたらいいのかがわかる。そして、自分の知っている範囲で、適切な人につなげてくれるはずだ。つなげてもらったら、あとはその流れに乗っていけばいい。どんどん人とのつながりができていく。
人とのつながりといっても、都会での名刺交換みたいなものとはちょっと違う。誰かとつながったら、仕事や暮らしに直結するのが地方の人間関係だ。
〈レッスン〉
さっそく検索してみよう。あなたの住んでみたい土地で、あなたのやってみたいビジネスをしている人、会社、 都会から移住して事業をやっている人などなど。
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