(※写真はイメージです/PIXTA)

老後にペットを飼い始めて刺激のなかった日々が一変し、充実した生活を楽しむ人もいるでしょう。そんな素晴らしさがある一方、飼育費用などのいままでなかったコストが毎月固定で発生します。こうしたコストによる家計への負担を侮ってはいけません。本記事では、山川さん(仮名)の事例とともに、老後にペットを飼い始める際の注意点を株式会社ライフヴィジョン代表取締役の谷藤淳一FPが解説します。

うれしさのままに散財

新しい家族の誕生に歓喜し、刺激ある暮らしとなった山川さん夫妻。愛犬が快適に過ごせるようにベッドやトイレ、おもちゃなどさまざまなペット用品も買い揃えていきました。

 

ペットショップへ行くと想像以上にさまざまなグッズがあり、夫婦で「これかがいいあれがいい」と買い物へ行くのも楽しみに。

 

そして以前犬を飼うきっかけとなったテレビ番組で見た、愛犬との旅行にも行ってみることにしました。

 

もともと好きだったものの年金生活となり億劫になってしまっていた旅行を、新しい家族と新しいスタイルで再開することに。愛犬が車のなかで過ごすためのグッズや外を観光するときに必要となるカートなども買い揃えました。

 

いたれりつくせりのペット用施設

初めての愛犬との旅行なのでそれほど遠くない東京近郊の観光地を選択。インターネットで愛犬と泊まれる宿を探し予約しました。旅行当日車で出発し高速道路を走ったのですが、最初に驚いたのが高速道路のサービスエリア。

 

愛犬同伴で来ている人がたくさんいます。いままでは気にしていませんでしたが、自分で犬を飼ってみると周囲の愛犬同伴者がよく目につきます。

 

愛犬のためのドッグランが整備されており、売店ではペット用のグッズなどが多数販売されています。山川さんも思わず犬用おやつを衝動買いしました。

 

さらには観光地での飲食店においても多くの店舗でテラス席が設けられていて、そこで多くの客が愛犬と一緒に食事をしています。山川さん夫妻もネットで評判のいいお店のテラス席で愛犬とともに食事を楽しめました。

 

宿に入ると周りは愛犬同伴の客ばかり。あらためてペットブームということがわかります。部屋のなかの床は愛犬が滑らないような素材で覆われていて、そのほかトイレなどの備品も完備されています。「うちの床もこの子のためにこういう素材に変えたほうがいいね」いい勉強になったそうです。

 

施設は自分たちで準備しなくても気をつかわず快適に過ごせるようになっています。食事をとるレストラン内も当然同伴可で、愛犬はカートにのせて一緒に食事を楽しめます。愛犬用の食事も別メニューで注文でき、山川さんも思わず愛犬のためにごちそうを頼んであげました。

 

旅行を終え帰宅したあと、とても素晴らしい時間を過ごせて大満足の山川さん夫妻。愛犬を迎えたことをあらためてよかったと感じ、それからも定期的に愛犬とともにたくさん旅行をするようになりました。

 

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