お金持ちになりたければ、投資信託を買って「忘れる」べき
また、100万円なりの、まとまったお金を運用するにしても、「忘れる」という人間の習性を大いに利用するといいでしょう。
たとえば100万円あったとして、それを普通預金に置いておくのはもったいないですよね。利子なんかほとんどつかないし、普通預金にあれば「いつの間にか使っちゃった」となるのがオチですから。
それから、同じ「自動的」でも、銀行の総合口座で提供している「自動借り入れ」のサービスは、利用してはいけません。これは、普通預金の残高が不足した場合、定期預金を担保に不足している分を自動で借り入れすることができるものです。普通預金に入金すれば、自動的に返済が行なわれます。
一見便利なようですが、自分のお金を借りるのに利子を払う、という妙な話になります。仮に年利1%で定期預金を運用しているとして、そこから借りると、返済するときに「担保定期預金の約定利率+0.5%」だったりを取られるのです。結果、定期預金のほうは当然、マイナス運用になってしまいます。
そんなことをするくらいなら、100万円を普通預金に置いたままにしておくほうがよっぽどマシです。いつの間にか使ってしまったとしても、少なくとも余計な金利は払わずにすみます。
普通預金の通帳に赤い数字をズラリと並べて、「定期預金があると、9割まで借りられるから、便利だぜ」などといっている人を見ると、バカバカしいにもほどがあると思いますね。
ですから、10万円でも50万円、100万円でも、ちょっとまとまったお金ができたら、手堅い運用をする投資信託の一つでも買って、そのまま「忘れる」のがベストです。「10年経って、どうなったかなと見たら、100万円が200万円になっていました」というようなことはザラにあります。
いずれにせよ、人間の「忘れる」という習性を使うこと。そうして、時間を味方につけて、「知らないうちにお金が増えている」状況をつくると、意外なほどいい結果が出ます。
とくに時間がある若い人には、このことを覚えておいて損はないと思います。「時間」があなたを金持ちにしてくれるということです。
池本 克之
株式会社パジャ・ポス
代表取締役
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!
【事業投資】11月28日(木)開催
故障・老朽化・発電効率低下…放置している太陽光発電所をどうする!?
オムロンの手厚いサポート&最新機種の導入《投資利回り10%》継続を実現!
最後まで取りつくす《残FIT期間》収益最大化計画
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】