「副業での収入アップ」の試みが挫折するワケ
そこに思い至らないのか、この種の副業をはじめる人は、こんなふうにメリットを数えあげます。
「自転車で走り回るのって、けっこう運動になるんだよ。働きながら運動不足を一気に解消できるってわけ。気持ちいいし、健康にもいいよね」
「もともとバイク好きで、しょっちゅう遊びで乗り回してたんだよ。それだと一銭にもならないけど、ツーリングがてら配達の副業をすると、お金になるんだぜ。こんなにいいことはないよ」
「深夜のコンビニって、いろんな人が集まってきて、意外と社会勉強になるんだよ。世の中のニーズをキャッチできるし、ナマの市場動向もわかる。仕事にプラスにこそなれ、マイナスになることはないよ」
「額に汗して働くって、本当に気持ちいいよ。デスクワークでは得られない喜びがあると思う」
たしかにそうかもしれません。しかし、そんなことをいっていられるのは最初のうちだけです。
30代前半くらいまでの若者なら10年続けるのも不可能ではないでしょう。しかし、それより上の年齢の人には無理です。十中八九、数ヵ月のうちに、体がきつくて音をあげます。
どうせ挫折をすることが目に見えている副業なのですから、挑戦する意味はありませんよね。やはり、本業で成果を出すべく時間もエネルギーも使うのがスジであり、王道であり、稼ぐ人なのです。
池本 克之
株式会社パジャ・ポス
代表取締役
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