「副業での収入アップ」の試みが挫折するワケ
そこに思い至らないのか、この種の副業をはじめる人は、こんなふうにメリットを数えあげます。
「自転車で走り回るのって、けっこう運動になるんだよ。働きながら運動不足を一気に解消できるってわけ。気持ちいいし、健康にもいいよね」
「もともとバイク好きで、しょっちゅう遊びで乗り回してたんだよ。それだと一銭にもならないけど、ツーリングがてら配達の副業をすると、お金になるんだぜ。こんなにいいことはないよ」
「深夜のコンビニって、いろんな人が集まってきて、意外と社会勉強になるんだよ。世の中のニーズをキャッチできるし、ナマの市場動向もわかる。仕事にプラスにこそなれ、マイナスになることはないよ」
「額に汗して働くって、本当に気持ちいいよ。デスクワークでは得られない喜びがあると思う」
たしかにそうかもしれません。しかし、そんなことをいっていられるのは最初のうちだけです。
30代前半くらいまでの若者なら10年続けるのも不可能ではないでしょう。しかし、それより上の年齢の人には無理です。十中八九、数ヵ月のうちに、体がきつくて音をあげます。
どうせ挫折をすることが目に見えている副業なのですから、挑戦する意味はありませんよね。やはり、本業で成果を出すべく時間もエネルギーも使うのがスジであり、王道であり、稼ぐ人なのです。
池本 克之
株式会社パジャ・ポス
代表取締役
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
