補償4|平時におけるサイバー事故予防対策等のサポート
第四の補償は、平時におけるサイバー事故の予防対策等のためにサポートを受けられることです。以下のようなサポートを受けることができます。
【サイバー事故予防対策等のサポート】
・ルールの策定
・サイバー関連情報の提供
・従業員に対する研修、教育支援ツールの提供
・リスク診断
・セキュリティソフトの導入支援
保険料の例
サイバーリスク保険の保険料は、業種、会社の規模、保険金をいくらにするかによって異なります。また、保険会社によっても異なります。
たとえば、パソコン・インターネットを日常業務に使用する程度の業種で、売上高1億円程度の場合、「損害賠償補償1億円・事故対応費用1,000万円」のプランであれば保険料は年間数万円~10万円前後が目安です。
ただし、前述したように「賠償総合保険」や「事業用火災保険」の「特約」として付加できる場合には、さらに割安に設定できることがあります。
これに対し、「情報サービス業」「インターネット付随サービス業」等、業務の性質上、情報漏洩のリスクが大きい業種の場合には、そもそもの保険料率が高く設定されているうえ、損害賠償補償の保険金額も大きく設定することになります。したがって、規模の小さい企業であっても年間数十万円、プランによっては100万円を超えることあります。
サイバー保険の保険料については、「業種」「年間売上高」等の情報から簡単なシミュレーションができるサイトもあります。
個人情報漏洩をはじめとするサイバー事故は、完全に防ぐことが困難であり、しかも、ささいなミスでも莫大な損害が発生する可能性があります。したがって、個人情報を扱う企業は、ぜひとも加入することをおすすめします。
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