為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、小幅に上昇しました。14日に発表された10月米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退したことで、豪ドルの対米ドルレートが上昇したため、豪ドルは対円レートでも上昇しました。また15日に発表された中国の10月の鉱工業生産と小売売上高が市場予想を上回ったことなどから、豪ドルの対円レートは一時約9年ぶりの高値を付けました。しかしその後は、米国の追加利上げ観測の後退などから円に対して急速に米ドル安が進んだため、豪ドルの対円レートも下落し、期間を通しては小幅な上昇となりました。

金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、低下しました。7日の豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合の声明文でタカ派的な見方が後退し、豪州3年国債利回りは低下しました(債券価格は上昇)。その後9日にパウエルFRB議長が国際通貨基金(IMF)のパネル討議において、一段の金融引締め姿勢を見せたことで米国国債金利が上昇し、連れて豪州3年国債利回りも上昇しました。しかし14日に発表された10月の米CPIが市場予想を下回ったことから、FRBの追加利上げ観測が後退し、連れて豪州3年国債利回りは低下しました。

(2023年11月24日)
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『豪ドル対円レートは一時「約9年ぶりの高値」に ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【三井住友DSアセットマネジメントが解説】』を参照)。
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