「米ドル建ては金利が高く、お金が増えやすい」の誤解
(後田):とはいえ、米ドル建ての保険も、解約してお金を使うときは円に換えますよね?
(五十嵐有司):はい、そのつもりです。
(後田):そうすると、為替レート次第です。
(五十嵐有司):例えば、20年後に解約するとき、お金が増えているとは限らない。円高だと残念な結果になるということですか。
(後田):はい。円安でお金が増える可能性もありますが、どちらに振れるかはわかりません。今は1ドル140円台だとして、120円になれば、円に換えた金額は15%ほど減り、90円だと35%くらい減るわけです。
(五十嵐美香):さすがに1ドル90円台はないかなぁと思いますけど。
(後田):おっしゃる通り、今の為替レートから大きく離れた数字は想像しづらいですよね。ただ、1982年以降の30年で見ても、1ドル70円台から240円台まで、3倍くらいの振れ幅があるんですよ。2022年など、1月から10月までの間に110円台から150円まで動きました(図表)。
(五十嵐有司):思ったより動くんですね。為替レート。
(後田):はい。ですから、「米ドル建てだと金利が高いので、お金が増えやすい」というのは、あくまでドルベースの話であって、円に換える前提であれば、「成果は為替の影響が大きく、あてにならない」と見るのが無難なはずです。
(五十嵐美香):なんだか残念です。
後田 亨
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