志望大学合格への道…必要な学力を身につける「鬼管理」とはなにか?【志望校合格率83%の塾講師が直伝】

志望大学合格への道…必要な学力を身につける「鬼管理」とはなにか?【志望校合格率83%の塾講師が直伝】
(画像はイメージです/PIXTA)

志望大学合格のためには、合格するために必要となる勉強を洗い出し、いつ、どこで、何を、どのぐらい頑張る必要があるのかを具体化しなければなりません。それらを管理・実践するのが「鬼管理」という勉強法です。ここでは、「鬼管理」を実行するための6つの法則のうち、①~③について解説します。※本連載は、菅澤孝平氏の書籍『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集したものです。

鬼管理を実行するための6つの法則

それでは実際に鬼管理を実行に移すために必要な6つの法則について見ていきましょう。

 

①5W1Hを明確化し行動を具体化する

 

②計画には数字を盛り込み、行動を具体化しよう

 

③成績アップにつながる勉強を目指そう

 

④分析改善は人に依存するな

 

⑤人間関係を見直そう

 

⑥他責思考を捨てろ

①5W1Hを明確化し行動を具体化する

合格に必要な行動も、抽象的過ぎると実行に移すことが難しくなるので、徹底的に具体化する必要があります。そのためには、まず5W1Hを意識するのが有効です。「When=いつ」「Where=どこで」「Who=誰が」「What=何を」「Why=なぜ」「How=どのように」勉強するかを明確にします。

 

これによって自分がこれからやるべきこと、整備すべき環境がはっきりします。勉強のやり方が分からない人にとっては極めて有効です。

 

例えば、英単語の勉強をする場合、次のように5W1Hを意識してみましょう。鬼管理ではこの5W1Hを徹底的に具体化し、受験生が合格までに必要な行動をあらかじめ決めておくことで、迷ったり無駄な時間を費やしたりすることなく実行に移すことができるのです。さらに具体的な勉強のやり方が分からない人、見直したいと考えている人はここから先をきちんと読んでみてください。

 

[図表]5W1Hを意識した行動の具体化

②計画には数字を盛り込み、行動を具体化しよう

鬼管理をするためにもう1つ重要なことは、受験勉強の計画や行動に必ず数字を盛り込むことです。今日は夜までみっちり勉強を頑張るぞ、ではなくて、何時から何時まで勉強するのか、何教科を何時間ずつ取り組むのか、どの参考書を何ページから何ページまで終えるのか、食事時間や休憩時間を何時から何時まで取るのかといった具合に、すべて数字を伴う計画にするのです。

 

鬼管理では5W1Hを明確にしたうえで数字を伴う計画にすることで、行動がより具体化され、「今何をするべきか」を明確化させることができます。計画から一切の抽象性を排除できるので、机に向かったはいいけど何をすればいいか分からない、ということがなくなり、あとは計画どおりに行動するだけという状況になるのです。

 

こうすれば迷わないうえ、途中経過でも時間どおりにできているかどうかを確認しながら勉強を進められます。気がついたら関係のないことをしていた、ということも起こりにくくなるので、計画と行動には必ず5W1Hの情報と数字をプラスすることが必須です。

 

次ページ③成績アップにつながる勉強を目指そう

※本連載は、シンゲキ株式会社・代表取締役社長 菅澤孝平氏の書籍『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、編集したものです。

3カ月で志望大学に合格できる鬼管理

3カ月で志望大学に合格できる鬼管理

菅澤 孝平

幻冬舎メディアコンサルティング

偏差値30アップも夢じゃない! 最短ルートでの志望校合格は「管理」がカギを握る! 勉強スケジュール・生活習慣・モチベーションの徹底管理する、著者が考案した勉強法「鬼管理」で自身のポテンシャルを引き出し合格をつか…

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