鬼管理を実行するための6つの法則
それでは実際に鬼管理を実行に移すために必要な6つの法則について見ていきましょう。
①5W1Hを明確化し行動を具体化する
②計画には数字を盛り込み、行動を具体化しよう
③成績アップにつながる勉強を目指そう
④分析改善は人に依存するな
⑤人間関係を見直そう
⑥他責思考を捨てろ
①5W1Hを明確化し行動を具体化する
合格に必要な行動も、抽象的過ぎると実行に移すことが難しくなるので、徹底的に具体化する必要があります。そのためには、まず5W1Hを意識するのが有効です。「When=いつ」「Where=どこで」「Who=誰が」「What=何を」「Why=なぜ」「How=どのように」勉強するかを明確にします。
これによって自分がこれからやるべきこと、整備すべき環境がはっきりします。勉強のやり方が分からない人にとっては極めて有効です。
例えば、英単語の勉強をする場合、次のように5W1Hを意識してみましょう。鬼管理ではこの5W1Hを徹底的に具体化し、受験生が合格までに必要な行動をあらかじめ決めておくことで、迷ったり無駄な時間を費やしたりすることなく実行に移すことができるのです。さらに具体的な勉強のやり方が分からない人、見直したいと考えている人はここから先をきちんと読んでみてください。
②計画には数字を盛り込み、行動を具体化しよう
鬼管理をするためにもう1つ重要なことは、受験勉強の計画や行動に必ず数字を盛り込むことです。今日は夜までみっちり勉強を頑張るぞ、ではなくて、何時から何時まで勉強するのか、何教科を何時間ずつ取り組むのか、どの参考書を何ページから何ページまで終えるのか、食事時間や休憩時間を何時から何時まで取るのかといった具合に、すべて数字を伴う計画にするのです。
鬼管理では5W1Hを明確にしたうえで数字を伴う計画にすることで、行動がより具体化され、「今何をするべきか」を明確化させることができます。計画から一切の抽象性を排除できるので、机に向かったはいいけど何をすればいいか分からない、ということがなくなり、あとは計画どおりに行動するだけという状況になるのです。
こうすれば迷わないうえ、途中経過でも時間どおりにできているかどうかを確認しながら勉強を進められます。気がついたら関係のないことをしていた、ということも起こりにくくなるので、計画と行動には必ず5W1Hの情報と数字をプラスすることが必須です。