3年以上使い続ければ、約8割の確率で効果がある!?
薬の効き方には個人差があります。
聞くところでは、せっかく髪によい薬を使ってみても、数カ月やって効果が出ないからと、やめてしまう人が多いんだそうです。
たしかに、言われたように3カ月使ってみても髪が生えてこなかったら、「効かないじゃん」と思うのもうなずけます。
でも、それは薬が効かないということではありません。3年以上使い続けた人には、8割ぐらいの高率で髪が生えているというのが、公表されている育毛剤の実績です。
私は、ここに「生活の見直しによるハゲ体質の改善」も加えたら、もっと薬が効くようになり、もっと早い段階で髪が生えてくるのではないかと考えています。
ところで、昔は「ハゲにつける薬はない」と言われていました。
それは、私たちのおじいちゃん世代にとっては常識でした。そんな薬、本当になかったのですから、あきらめるのが常識というわけです。
でも、今はもう、ハゲにつける薬があるのですから、「ある」という前提で物事を考えないと、大げさに言えば“人生を誤る”ことになります。
同じような例を挙げれば、今の中年世代が若い頃には、バイアグラなんてありませんでした。みんな、「勃たなくなったら終わり」とあきらめていたわけです。
それが、今では勃起改善薬が「ある」と知っているから、けっこうな割合の男性がコッソリ使っているわけです。それとこれって、同じことじゃないでしょうか。
誰が「水を買って飲む」時代の到来を予想したか?
ともかく、これまでの固定観念で「ハゲはなおらない」と思っている人がいたら、その思い込みを、まず切り替えていただきたいと思います。
21世紀は、「薬でハゲがなおせる時代」なのです。
時代が変わり、昔とはもう常識が違っているのです。
十年ひと昔って言います。
時代が変われば、そういうふうに常識がひっくり返ることはいっぱいあるのです。
たとえば、これはジャパネットたかたの高田明・前社長がおっしゃっていたことなのですが、みなさんは子どもの頃、水を買う時代がくるなんて想像したことがありますか?
タイムマシンで30年前の世界に行って、小学生に「将来は、水を売る仕事をするといいよ」なんて言っても、絶対におかしなヤツだと思われるでしょう。
水なんて、昔は水道の蛇口をひねって、それをそのまま飲むのが当たり前。浄水器もなければ、ましてペットボトルで水を買うなんて、誰も考えていませんでした。
ところが今は、みんなスーパーやコンビニで水を買っているわけですよね。お酒を飲ませる店で、お客に水道水を出したら、今なら「何ケチくさいことしてんだよ」と言われてしまいます。
私たちが小学生の頃、水がビジネスになるなんて、誰も考えていませんでした。でも小学生のとき、「将来はトラックの運転手になりたい」とか言っていた人が、今、水を売る会社でウォーターサーバーを配達しているなんて、ありそうな話ではないですか。
それぐらい、常識はひっくり返っているのです。
ハゲがなおるというのも、昔の常識としてはなかった話です。
私も高校時代には、「将来、自分がハゲる頃には、毛生え薬なんかが開発されているといいなあ……」なんて夢想していました。
実際に髪の生える薬が登場し、私が髪のことをビジネスにしているなんて、まったく思ってもいなかったものです。