学歴フィルターどころじゃない「初任給の給与格差」
度々話題になる学歴フィルター。いまだ年功序列が強い日本社会、初任給は今後の人生を左右する重要な指標です。また、学歴のほかにも、地域格差、男女格差は度々話題になります。
厚生労働省『令和4年 賃金構造基本統計調査』では、初任給の現況について都道府県別にまとめています。大卒、高卒、男女別に見ていきましょう。
初任給(学歴・男女計)
まず全体でもっとも初任給が高いのは東京「23万7,700円」。2位神奈川「22万8,800円」、3位千葉「22万7,500円」、4位京都「22万4,600円」、5位大阪「22万4,300円」と続きます。
一方初任給が低い地域は40位佐賀「19万3,900円」、41位沖縄「19万2,900円」、42位熊本「19万2,400円」、43位島根「19万1,400円」、44位岩手「18万9,700円」、45位秋田「18万7,100円」、46位福島「18万5,400円」、47位山形「18万2,600円」となりました。
大卒初任給(男女計)
続いて大卒。もっとも給与が高いのは宮崎「25万6,700円」。2位鹿児島「25万1,100円」、3位東京「23万9,200円」、4位埼玉「23万5,800円」、5位佐賀・千葉「23万4,400円」と続きます。
1位・2位が宮崎・鹿児島であるのは意外に感じられるかもしれません。この2県については、のちほど「大卒初任給(女性)」の項目で詳しくみていきましょう。
一方初任給が低い地域は40位山形「20万9,100円」、41位福島「20万8,500円」、42位高知「20万5,400円」、43位島根「20万2,500円」、44位秋田「20万2,200円」、45位熊本「20万1,700円」、46位愛媛「19万9,100円」、47位沖縄「19万6,900円」となりました。