「いいね」されやすい写真投稿の作り方①切り口を工夫する
写真投稿は世界観が作りやすい反面、写真のクオリティを高くしよう、「インスタ映え」を狙おうと頑張ってしまいがち。ですが、インスタグラムにはプロのカメラマンも多く、写真のクオリティだけで勝負をしてもなかなか勝てません。
では、どうしたら写真投稿で「いいね」やフォロワー数を増やすことができるのでしょうか。それは、「切り口」で勝負をかけるのがポイントです。
■例:美味しそうな料理の写真は、「美味しそうに撮る方法」というテーマで投稿
たとえば、たまたま入ったレストランの料理がとても美味しそうだったら、「インスタグラムに投稿しよう!」とワクワクしますよね。
ただ、美味しそうな料理の写真はインスタグラム上にあふれてしまっているので、それだけでは埋もれてしまいます。
そこで、少し切り口を変えて「スイーツを美味しそうに撮る方法」というテーマにしてみるのです。
そうすると、「このアカウントは美味しそうなスイーツをたくさん投稿しているだけじゃなくて、美味しそうに撮影するノウハウまで教えてくれる」と思ってもらえますよね。
インスタグラムを使っている人の中には、料理やスイーツの写真を美味しそうに撮りたいと思っている人は多いため、そういった人たちからのフォローやいいねが期待できます。
自分が発信したいことを中心に、どのような切り口で投稿できそうか考えてみましょう。
同じ「美味しそうな料理」というテーマでも、切り口を変えることで独自性を生むことができるのです。
<Point>
写真のクオリティを上げようとすると、プロと戦うことになる。自分の発信の目的とテーマに合わせて、切り口を工夫することで独自性を打ち出すことが重要。
「いいね」されやすい写真投稿の作り方②テイストを統一する
たとえば、あなたに「インスタグラムを地方創生の仕事につなげていきたい」という目標があるのなら、「地方創生」をテーマに、さまざまな切り口の写真をどんどんアップしていきましょう。
しかし、ここで注意していただきたいのは、「テーマに沿っていればどんな写真でもいいわけではない」ということです。
■写真は「色味」と「構図」がとても重要
これまではあまり意識したことがないかもしれませんが、写真は「色味」と「構図」がとても重要です。
「色味」を統一するときのポイントは、写真の明るさ、色温度、彩度です。色温度を変えると、温かみのある印象にしたり、クールさやスタイリッシュさを演出することができます。また、彩度を変えると、色鮮やかな写真にしたり、逆にスモーキーな印象の写真にすることもできるでしょう。
一方「構図」には、いくつかの基本があります。構図を意識するだけでワンランク上の写真が撮れますので、簡単に押さえておきましょう(図表1)。
インターネットで検索すると、さまざまな構図の例があがっていますが、日の丸構図は、被写体を中央に置く基本的な構図ですから、イメージしやすいでしょう。
写真の加工アプリなどを活用したり、普段から構図を意識して写真を撮ることで、写真のテイストを統一させてみましょう。
<Point>
色味や構図を意識するだけで、フィードの印象がぐっと変わる。自分の発信にあったテイストを考えてみよう。
「いいね」されやすい写真投稿の作り方③嫌われない自撮りとは
SNSで顔出しをすることに抵抗がある方もいると思いますが、講師業のような人前に出る仕事をしている方は特に、顔を見せることで、信頼や安心感につながるというメリットがあります。
■自撮りは少し離れたところから撮影する
とはいえ、女性ユーザーは顔のアップが続くことをあまり好みません。自撮りが連続しないように工夫するのはもちろんですが、少し遠くから撮影することで変化をつけることもできます。
1人でいる時には三脚が便利です。160cmくらいまで伸ばせるものなら、写真のバリエーションが増えますし、ワイヤレスでシャッターをきれるリモコンがついているものもあります。
周囲の人に撮影をお願いできる場合は、角度や構図をこちらで指定して、あとはシャッターを押すだけという状態でお願いすると親切です。相手が写真を撮りなれていないこともあるので、失敗してもいいように連写モードにしておくといいでしょう。また、広角モードでダイナミックな写真を撮ったりと、バリエーションを持つといいですね(図表2)。
■写真としてのバランスや印象を大切にする
自撮りでは、表情やポーズよりも、写真の中での自分の配置や、着ている服の色に注目しましょう。インスタグラムでは、フィードを流し見していく人も多いので、パッと見た時に全体としてどんな印象かが重要です。
特に、旅行のPR案件をたくさん獲得している旅インフルエンサーは、自分が大きく写っている写真は少なく、背景に溶け込むような写真をアップしていることが多いです。何が目標かによって自撮りを使い分けていきましょう。
<Point>
SNSでは、顔が見えることで信頼や安心感につながりやすい。三脚やレンズといった道具や、構図等を工夫しつつ、楽しみながらフォロワーの反応がいい写真を研究していこう。
中島 侑子
TOKYOインフルエンサーアカデミー主宰
医師、ミセスグランドユニバース 2019 アジア代表
1982年、東京都生まれ。16歳の時に母親がくも膜下出血を発症、何もできなかった無力な自分が悔しくて医者になることを決意、国立医学部に現役合格。研修医を終えた26歳から3年間バックパッカーとして1人で世界を周遊。ネパールの無医村やケニアのスラム街での医療巡回など、各国で医療ボランティアをしながら研鑽を積む。その時の「人を救いたい」という思いがきっかけとなり、救急救命医に。
その後、妊娠中に自身が緊急手術を受けることとなり、人生観・仕事観を見直し「時間、場所に縛られずに自由に働く」ことを決意し産後1ヵ月で起業。
2017年秋にインスタグラムに出会い、目標達成やセルフブランディングを用いた独自の発信方法を編み出し「全ての女性は自分の力で自由になれる」をテーマにTOKYOインフルエンサーアカデミーを主宰。1ヵ月でインスタグラム1万フォロワーを超える生徒、メディアからのオファーやPR依頼が絶えない生徒など、人生を変えるインフルエンサーを多数輩出する。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】