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見落としがちな「集客の本質」
「フォロワーの数が増えさえすれば、集客もうまくいくはず！」
もしもあなたがこんなふうに考えているのなら、その考え方は少し危険かもしれません。
TIAには、数万人のフォロワーを持つような方が「うまく集客できない」といって入学してこられています。つまり、テクニックやフォロワー数は、集客する上で重要ではあっても、本質ではないということ。集客の本質は、実は「教育」なのです。
■フォロワーへの「教育」が集客につながる
例えば、あなたの商品を買いたいと思っていない人に対して「買ってください」とオファーをしても、買ってくれる人は少ないですよね。
一方、あなたの商品に対して「早く売ってほしい」「早く買いたい」とたくさんの人が行列をなしていたとしたら、どうでしょう？ 開店すれば、商品が飛ぶように売れていくはずです。
つまり、「自分にとって、この商品が絶対に必要」「この商品を買うことで素敵な未来が手に入る」「よいほうに変われる」など、あなたの商品やサービスを使うことによって自分が変わることに気づいてもらう、つまり「教育」することが重要なのです。
実際に集客がうまくいかない人を見ていると、ほとんどの場合、教育でつまずいてしまっています。
■「教育」に必要な3つの視点
「教育」には、次の3つの視点が欠かせません。
●常に有益な情報を届け続ける
●夢を与え続ける
●ビフォーアフターが明確にわかることを示し続ける
「教育」がうまくいくと、どこかのタイミングで必ず「あなたの商品を買いたい」「あなたの商品が必要」と思ってもらえるようになります。そうなって初めて、「お店に来てください」「買ってください」というオファーが生きてくるのです。
フォロワーやいいね数も大切ですが、この本質を見失うと、結果はついてきません。ビジネスとしてインスタライブを使うのであれば、必ず覚えておいてください。
＜Point＞
集客の本質は、認知と教育。有益な情報を与え続けることで、自分の商品の価値を理解してもらおう。
集客がうまくいく人の共通点：目標の「具体化」と「数値化」
インスタグラムを初めてから、ビジネスが劇的にうまくいくようになった。TIAでは、そんな方が後を絶ちません。彼女たちに共通しているのが、「目標をより具体的にしていること」と、「数字に落とし込んで期限を決めていること」です。
集客においては「今日からこういう行動をしよう」と考えて実行できるくらい具体的な目標を立てることが重要です。
例えばあなたが美容師なら、「インスタグラム経由で、今月10人の新規の方からお問い合わせをいただく。そのうち5人が実際に来店してくださる」というところまで、目標を具体的に設定してみるのです。
そうすると、10人の新規の方からお問い合わせをいただくためには、何をすればいいのかが見えてきます。それは「実際にカット、カラーした方の写真を投稿する」ことかもしれませんし、「お客様の感想を紹介する」「フィード投稿の閲覧数やいいね数を倍にする」ことかもしれません。
このように、目標が具体的であればあるほど、取るべき行動も具体的に決まっていくのです。
■基準が分かると評価がしやすい
目標を具体化することのメリットは、もう1つあります。それは、行動や結果を客観的に評価することができるようになるということです。
漠然と「インスタグラムで集客したい」という目標のままだと、仮に30人集客できたとしても、それが妥当な数字なのかが分かりません。その結果、自分の努力を過大評価したり、逆に「まだ足りない」「もっと頑張らなければ」と勘違いしてしまうのです。
達成感や幸福感は、ビジネスを継続していく上で、とても大切な感情です。楽しみながらビジネスを続けていくためにも、目標設定はしっかりと行いましょう。
＜Point＞
「今何をすればよいのか」というところに結びつけられるくらい、しっかり具体的に目標設定をすることが重要！
誰でもできる！集客に困らない2つのポイント
私が主宰しているTIAは、広告を一切使っていなかった頃も、応募は毎回100名以上、入学倍率は常に6～7倍を保ち続けています。
このことを知った人からは「奇跡だ」と驚かれることも多いのですが、実は奇跡でもなんでもなくて、集客に困らない設計をしっかりと行っているのです。この方法を実践していただけば、誰でも集客に困らない土台を作ることが可能です。
【ポイント①】集客する回数が少ない
私は、4ヵ月に1回受講生を募集しています。つまり、集客する回数は年に3回。しかも1回につき3日間しか募集しないので、1年のうち、9日間しか募集をしていません。
「集客」というと、どうしても「何度もお知らせして多くの人に知ってもらわなければ」と思いがちですが、高い頻度で集客しないほうがいいのはなぜでしょうか？ それは、集客という行為によって、コツコツ積み上げてきた信頼残高が、激減してしまうからです。
この方法で、私はたった3日間の募集で100人以上の受講希望者を集めていますが、これは日頃から価値提供をしっかりしておき、十分に「参加したい」「購入したい」という気持ちを醸成しているからこそできることです。
また、集客期間を短期間にするというのも重要です。TIAに入ってこられる方の8～9割は、募集を開始してから24時間以内に申し込んでいらっしゃるのですが、人は「いつでも申し込める」と思ったら、なかなか申し込まないものなのです。
つまり、3日間しか募集しないから100人が集まるのです。
【ポイント②】変化がイメージできるような発信をしている
2つ目のポイントは、「このサービスを受けることでどう変われるのか」を想像しやすい発信をすることです。例えば私の場合は、講座のカリキュラムや内容ではなく、受講生の変化や実績に関する発信をたくさん行っています。その投稿を見た方に「自分も同じように変われるかもしれない」と思ってほしいからです。
まだ実績がない方は、自分自身のビフォーアフターを紹介するのもおすすめです。自分に起きた変化を、いろいろな切り口で投稿してみてください。
＜Point＞
集客期間は長ければいいわけではない。むしろ集客期間は極力少なくして、それ以外の時間は全て価値提供に使おう。
中島 侑子
TOKYOインフルエンサーアカデミー主宰
医師、ミセスグランドユニバース 2019 アジア代表
1982年、東京都生まれ。16歳の時に母親がくも膜下出血を発症、何もできなかった無力な自分が悔しくて医者になることを決意、国立医学部に現役合格。研修医を終えた26歳から3年間バックパッカーとして1人で世界を周遊。ネパールの無医村やケニアのスラム街での医療巡回など、各国で医療ボランティアをしながら研鑽を積む。その時の「人を救いたい」という思いがきっかけとなり、救急救命医に。
その後、妊娠中に自身が緊急手術を受けることとなり、人生観・仕事観を見直し「時間、場所に縛られずに自由に働く」ことを決意し産後1ヵ月で起業。
2017年秋にインスタグラムに出会い、目標達成やセルフブランディングを用いた独自の発信方法を編み出し「全ての女性は自分の力で自由になれる」をテーマにTOKYOインフルエンサーアカデミーを主宰。1ヵ月でインスタグラム1万フォロワーを超える生徒、メディアからのオファーやPR依頼が絶えない生徒など、人生を変えるインフルエンサーを多数輩出する。
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