「リール」はバズる可能性が非常に高い
■リールが好まれる3つの理由
暇つぶしにYouTubeを見ようと思っても、何分もある長い動画だと、あまり手が伸びませんよね。その点、数十秒しかない縦長動画は、スキマ時間にぱっと楽しめることから、とても人気です。
「縦長動画は暇つぶしに見るものだから、ビジネスには生かせないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、上手に活用すれば、ビジネスに活かすことは十分可能です。
その理由は、主に3つあります。
【理由①】片手間で視聴できる
リールは最大でも90秒と短いため、スキマ時間を使って見やすいのが特徴。視聴してもらうまでのハードルが低いのが、リールのいいところです。
【理由②】音楽を自由に使える
無音よりも、曲がついた動画の方が完成度が高く見えますよね。リールは使える音楽の種類が豊富で、ヒット曲や定番の曲など、さまざまな曲が選べます。動画にエフェクトをつける機能も充実しているので、雰囲気のある動画を作りやすいというメリットもあります。
【理由③】新規フォロワー獲得に向いている
リールはフォローしていないアカウントに対しても表示されるため、バズる可能性が非常に高いのが大きな特長です。また、アカウントを育てる必要がなく、インスタグラムのアカウントを開設した直後に投稿したリールが1万いいねを集める、なんてことも不可能ではありません。
■15秒くらいの短い動画の方が好まれる
リールには90秒までの動画を投稿することができますが、見る方は、90秒だと少し長く感じてしまうもの。仕事や家事などの合間に見られることも多いため、15秒くらいの短い動画の方が、好まれやすい傾向があります。
編集してみて15秒に収まらないときは、思い切って動画を2つに分けてみるのも1つの方法です。基本をおさえながらリールにチャレンジしてみると、思わぬ反応が返ってくるかもしれませんよ。
<Point>
新規フォロワーを獲得するためには、絶対にリールは欠かせない。リールの特徴を理解して、あなたらしいリールをたくさん作っていこう。
リールでフォロワーが増える3つの理由
リールをうまく使えば、あなたのフォロワーを爆発的に増やすことも不可能ではありません。そのためにも、フォロワーが増えるしくみを理解しておきましょう。
■インスタグラムはリールを重視している
これはインスタグラムに限ったことではありませんが、SNSでは、そのプラットフォームが「伸ばしたい」「力を入れたい」と思っている機能を活用することで、アルゴリズム上で高く評価されやすくなります。
もともとリールは、TikTokのユーザー層をインスタグラムに呼び込みたいという狙いで生まれました。TikTokユーザーが増加傾向にある今、各SNSがショート動画機能を重視していく動きは、これからも続いていくでしょう。
つまり、今後もリールはアルゴリズム上で評価されやすい状況が続く可能性が高いというわけです。
■いろいろな層にリーチさせることができる
ここ数年で、インスタグラムにはさまざまな機能が追加されました。うまく活用すればフォロワーを増やすことができ、ファンと直接つながることができることから、ビジネス目的でインスタグラムを使用する人もどんどん増えています。
企業や個人事業主がインスタグラムを活用するようになったことで、ユーザーにとってはさらに「タグりやすい」環境となり、これまで以上にさまざまな人がインスタグラムを利用するようになっています。
このように、インスタグラムでは、ビジネスを発展させやすい好循環が生まれていますが、それは言い換えれば、大型のショッピングモールやデパートの中にお店を開くようなもの。漠然と投稿しているだけでは、埋もれてしまいます。
そんな中で、リールは既存のフォロワー以外のユーザーにアピールできる貴重な場です。さまざまな人にアプローチできるよう、投稿を工夫していきましょう。
<Point>
インスタグラムはリールを強化している。新規フォロワー獲得に適しているため、うまく使えば大きくバズる可能性もある。
リールからフォローまでのポイント
「短期間でフォロワー数を大きく伸ばしてビジネスを広げたい!」そう考えている人にとって、リールは強い味方です。ここでは、リール投稿からどのような流れでフォローに至るかを確認しましょう。
■リールは入口にする
リールは、新規フォロワー獲得のための入り口として活用しましょう。リールに興味を持った人は、「この人はどんな人だろう?」「もっと有益な情報があるかも」と思ってあなたのプロフィールやストーリーズ、フィード投稿などを確認します。
フォロワー数やいいねの数、コメントの数などもチェックされるので、これらの数が多いアカウントだと、「この人は信頼できるな」「影響力があるな」とポジティブな印象を持ってもらえます。
■リールとアカウントの世界観を統一させよう
プロフィールや日常的な投稿の内容がリールと一致していたら、「フォローすれば同じような情報を手に入れられるかも」という期待感を持たせることができますが、逆に内容が大きくかけ離れていると、離脱される可能性が高まります。
思いがけない投稿がバズることもありますが、バズったからといってそういう投稿を連発すればよいというわけではありません。あくまでも、自分の世界観からかけ離れすぎないよう注意しましょう。
■日頃の投稿も手を抜かない
また、フォローされるためには、未来への期待感を持ってもらうこともポイントです。「これから発信される情報を見逃したくないな」と思ってもらえることが、フォローされるかどうかの分かれ目になるので、期待感を持ってもらえるように工夫しましょう。
そのためには、普段の投稿も手を抜かないこと。リールだけに注力するのではなく、全体をバランスよく育てていくことで、フォロワーは増えていくのです。
<Point>
リールとアカウントの世界観がちぐはぐだと、全くフォロワーが増えないので注意! 仮に増えたとしても、後日、フォロー解除につながってしまう。
中島 侑子
TOKYOインフルエンサーアカデミー主宰
医師、ミセスグランドユニバース 2019 アジア代表
1982年、東京都生まれ。16歳の時に母親がくも膜下出血を発症、何もできなかった無力な自分が悔しくて医者になることを決意、国立医学部に現役合格。研修医を終えた26歳から3年間バックパッカーとして1人で世界を周遊。ネパールの無医村やケニアのスラム街での医療巡回など、各国で医療ボランティアをしながら研鑽を積む。その時の「人を救いたい」という思いがきっかけとなり、救急救命医に。
その後、妊娠中に自身が緊急手術を受けることとなり、人生観・仕事観を見直し「時間、場所に縛られずに自由に働く」ことを決意し産後1ヵ月で起業。
2017年秋にインスタグラムに出会い、目標達成やセルフブランディングを用いた独自の発信方法を編み出し「全ての女性は自分の力で自由になれる」をテーマにTOKYOインフルエンサーアカデミーを主宰。1ヵ月でインスタグラム1万フォロワーを超える生徒、メディアからのオファーやPR依頼が絶えない生徒など、人生を変えるインフルエンサーを多数輩出する。
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