いま「タグる(=ハッシュタグ検索をする)」人が増加中
若い人を中心に、インスタグラムでハッシュタグ検索をする、いわゆる「タグる」人がとても増えています。なぜ、ネット検索ではなくインスタグラム内で検索をするユーザーが増えているのでしょうか?
【理由①】情報の鮮度が高い
インスタグラムは、その日にあったイベントの感想や桜の開花状況など、鮮度の高い情報が得やすいという特徴があります。「今日あったフェスの感想が知りたい」「明日お花見に行きたいけど、どのくらい咲いているかな?」など、今起きていることを知りたいときには、インスタグラムはとても便利です。
【理由②】情報収集が手軽
通勤中やちょっとした空き時間など、私たちはスマホでネットを見ることが日常になっていますよね。スマホは画面が小さいため、長い文章よりも、ぱっと見ただけで情報がわかる画像や動画のほうが好まれます。インスタグラムはほかのSNSに比べても写真や動画がメインになっているため、情報収集にはもってこいのSNSだと言えるでしょう。
【理由③】受け身でも情報を収集しやすい
インスタグラムにはハッシュタグをフォローする機能があります。そのため、気になるワードをフォローしておけば、自動的に自分のフィードに関連投稿が表示されます。一度設定すればわざわざ検索する必要がないというのも、ハッシュタグ検索が好まれる理由です。
【理由④】ネット上の情報がイマイチ信頼できない
インターネット上には膨大な情報が溢れていて、何が正しいか分からないと感じることも増えてきました。「高評価を付けてくれたら〇〇をプレゼントします」といったネットショップも増えているため、レビューの真偽を見分けることも難しくなってきています。一方、ユーザーの属性を把握しやすく、生の声が得やすいインスタグラム内での情報を信頼する人が増えているのです。
インスタグラムのユーザー数は膨大です。そのなかから、自分というアカウントを見つけてフォローしてもらうのは至難の業。ハッシュタグをうまく利用して、認知度を高めていきましょう。
<Point>
ハッシュタグをうまく活用できれば、認知度を高めることができる。どのようにすればハッシュタグを活用できるか、学んで実践していこう。
改めて考えるハッシュタグの効果
すでにインスタグラムを使ったことがある人にとって、ハッシュタグをつけることは当たり前のように思われているかもしれませんが、ハッシュタグにはどのような効果があるのか改めて考えてみましょう。
【効果①】新規アカウントへの拡散効果を狙える
最近、インスタグラムでは、フォロー外のアカウントの人気投稿がフィードに流れてくるようになりました。
ですから、フォロー外の人にあなたの存在を知ってもらうためには、そうした人気投稿としてフィードに表示されるか、発見欄やハッシュタグ検索で検索結果に表示されることが必要です。ハッシュタグをうまく活用することができれば、フォロワーを増やすことができます。
【効果②】言葉の認知度を高めることができる
例えば、新商品の商品名などは認知度が低いですよね。しかし、ユーザーにハッシュタグをつけて投稿してもらうことで認知度を高めることができるのも、ハッシュタグの効果です。
最近では、新商品をリリースする前から「このハッシュタグをつけて投稿してください」とインフルエンサーに依頼するケースが増えているのですが、これは発売日に向けて商品名の認知度を高めておく効果を狙った施策です。
「認知度が低い言葉をタグ付けしても…」と思われるかもしれませんが、逆に言葉の認知度を高めることができるということも覚えておくといいでしょう。
このような効果を狙うためには、投稿内容に応じてハッシュタグを選ぶことがポイントです。選ぶときには、次の2つの視点を意識しながら選んでみてください。
●ブランドに関するワード…「#UNIQLO」や「#Baccarat」などをハッシュタグにすると、商品やショップなどを検索しているアカウントの流入を狙える。
●投稿内容に関連するワード…「#サステナビリティ」「#ソロキャンプ」などをハッシュタグにすると、関心があるアカウントの流入を狙える。
<Point>
ハッシュタグをうまく活用できれば、新規アカウントの流入を狙えるほか、特定のワードの認知を意図的に広める効果も期待できる。
ハッシュタグ、どこに入れるのが正解?
ここまでハッシュタグの大切さを説明してきましたが、そもそも「ハッシュタグって、どうやってつけたらいいんだろう」と悩んでいる方はいませんか?
ハッシュタグのつけ方には、いろいろなスタイルがあります。文章の最後にまとめてハッシュタグを入れる方法【画像】、文章の途中に入れ込む方法、縦に並べて置く方法などがあります。
まず、一般的には、画像左側のように、投稿の最後にハッシュタグをまとめて入れている人が最も多いのではないでしょうか。全体的にスッキリ見えますね。
画像右側のように縦に並べると、自分がどのハッシュタグを入れたかが見やすいというメリットがあります。私も最初の頃は、この方法でハッシュタグを置いていました。ただ、文章のスペースが長くなりすぎてしまうのが難点です。
また、「#今日は雨だけど、#娘の誕生日なので、#ケーキを買って帰ります」のように、文章に入れるパターンもあります。これは、文章を目立たせるという意味では効果的ですが、「#今日は雨」「#ケーキを買って」などの言葉で検索する人は基本的にいないため、新規流入はあまり期待できません。
これ以外にも、あまり一般的ではないものの、コメント欄にハッシュタグを入れる方法もあります。これは、投稿文の中に入れるとデザインが崩れてしまう場合や、PRで企業などから指定されたタグ以外のものを使いたいときに便利だと覚えておく程度でいいでしょう。なお、コメント欄に入れたハッシュタグは編集やコピーができないので、そこだけ注意してくださいね。
<Point>
ハッシュタグは、それそのものを読むわけではないので、基本的には投稿文の下にまとめて入れておけばOKだと覚えておこう。
中島 侑子
TOKYOインフルエンサーアカデミー主宰
医師、ミセスグランドユニバース 2019 アジア代表
1982年、東京都生まれ。16歳の時に母親がくも膜下出血を発症、何もできなかった無力な自分が悔しくて医者になることを決意、国立医学部に現役合格。研修医を終えた26歳から3年間バックパッカーとして1人で世界を周遊。ネパールの無医村やケニアのスラム街での医療巡回など、各国で医療ボランティアをしながら研鑽を積む。その時の「人を救いたい」という思いがきっかけとなり、救急救命医に。
その後、妊娠中に自身が緊急手術を受けることとなり、人生観・仕事観を見直し「時間、場所に縛られずに自由に働く」ことを決意し産後1ヵ月で起業。
2017年秋にインスタグラムに出会い、目標達成やセルフブランディングを用いた独自の発信方法を編み出し「全ての女性は自分の力で自由になれる」をテーマにTOKYOインフルエンサーアカデミーを主宰。1ヵ月でインスタグラム1万フォロワーを超える生徒、メディアからのオファーやPR依頼が絶えない生徒など、人生を変えるインフルエンサーを多数輩出する。
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