(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産事業がある程度拡大すると、法人化を検討するタイミングがやってきます。個人よりも法人のほうが税務上、圧倒的に有利だからです。本記事では、不動産投資家のアユカワタカヲ氏による著書『1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動産経営の定番』から、法人化のタイミングと、実行する具体的な流れについて解説します。

1:社名を決める

社名は、あなたの第二の顔です。是非、魅力的な名前をつけてください。私は社名やマンション名などを決める場合は、いつもお決まりの占い師さんに鑑定していただいています。是非、事業が成功する素晴らしき名前を付けてくださいね。

 

2:行政書士の先生を探す

もちろん自分自身で手続きをすることも可能ですが、プロに任せると確実です。「あなたのお住まいの街」「行政書士」「会社設立」と入力して検索すれば、沢山のプロが見つかります。一度相談してみてください。

 

3:会社の概要を決める

次に、会社の概要を決めます。不動産賃貸業だけなのか、将来不動産コンサルタント業や飲食業まで事業拡大が予想される場合は、会社の概要書となる「定款」に沢山の事業内容を明記しておいてください。ちなみに弊社は、19の事業内容を掲げています。

 

ただ、1つ注意が必要なのは、新規法人を設立して銀行から融資を受けて物件を購入する場合、金融機関によっては、定款に様々な事業内容が書かれていることを嫌う場合があります。それは、その法人が将来的に様々な事業を始めて、その事業が失敗する可能性を否定できないことです。

 

金融機関の本部の審査部が嫌う可能性があります。新規法人で融資をお考えの場合は、事前に金融機関の担当者に確認することをお忘れなく。

 

4:資本金を用意、登記し、印鑑を作って、口座を開く

知らないと損する…
1000年使える、不動産投資成功術
詳細はコチラ≫≫≫
 
 

そして最後は、資本金を用意します。資本金は1円でも大丈夫です。ですが、資本金いくらの会社というのは、今後ずっとつきまといます。今後の事業展開も鑑み、資本金100万円は用意したいところです。あとは、行政書士の先生に登記をお願いして、印鑑を作って銀行口座開設。

 

これで整いました。さあ、社長。事業スタートです。

 

※本記事は『1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動産経営の定番』(ごきげんビジネス出版)一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本連載は、アユカワタカヲ氏による著書『1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動産経営の定番』(ごきげんビジネス出版)より一部を抜粋し、再編集したものです。

1000年使える不動産投資最強成功術

1000年使える不動産投資最強成功術

アユカワ タカヲ

ごきげんビジネス出版

失敗しない人だけが知っている、不動産に関する正しい知識とノウハウを身につけてみませんか。 働き方改革、年金老後2000万円問題などによる「将来不安」が続く日本。そんな中、副業の一つとして「不動産投資」が注目されて…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録