特に専門家に遺産相続手続きをお願いしたほうがいいケース
特に遺産分割の手続きを専門家に依頼すべきケースについてご紹介します。
相続人が多い
相続人の数が多い場合、専門家に任せたほうが安心です。相続人が多いと、収集すべき書類が増えます。また、書類を作る際も、誤りがあれば作り直しとなってしまいますので、なるべくミスなく書類作成できるように専門家に確認してもらったほうが良いでしょう。
相続人が忙しい
相続人が忙しく、手続き内容を調べたり行ったりする時間がない場合にも、専門家を頼ったほうが良いでしょう。専門家に依頼すれば、銀行の名義変更や不動産の登記手続きも代理でしてくれます。
例えば、相続人一人に負担が集中すれば親族間の仲が悪くなってしまう可能性もあるので、このようなケースでは費用が発生しても専門家に頼ったほうが良いでしょう。
相続人間で相続分に関する争いが起こりそう
相続人間で争いが起こりそうなケースも、専門家に依頼したほうが良いでしょう。専門家が中に入って話をまとめるということは難しいですが、過去の事例などを紹介してくれたり、アドバイスしてもらえたりする可能性があります。親族間だけの話し合いでは平行線で相続税支払いの納期に遅れてしまう恐れもあるので、そんな時は経験豊富な第三者の意見を聞いてみましょう。
被相続人が再婚している
被相続人が再婚している場合も、専門家に相談したほうが良いでしょう。前の配偶者との間に子供がいる場合、その子供も法定相続人になります。このようなケースは相続財産の割合をめぐりトラブルに発展する可能性が高いので、専門家に頼ったほうが安心です。
専門家に任せてしまったほうが安心
遺産相続の手続きには期限があるので、スケジュール管理をしっかり行う必要があります。しかし、法定相続人全員での話し合いが必要な遺産分割協議は、相続人同士の意見が合わずに難航する可能性があるでしょう。また、話し合いはまとまっても実際の手続きに時間を割くのが難しいケースもあります。
このようなケースでは、専門家に任せてしまったほうが安心です。専門家に任せれば、書類の作成や遺産相続にかかる手続きを代行してくれます。仕事が忙しい方や手続きに自信がない方は、ぜひ専門家を頼ってください。
佐藤 健太
司法書士法人みどり法務事務所 司法書士