初期は赤字必至も、ロマンのある「馬投資」
――ちなみにサラブレッドって、買うといくらぐらいするんですか? やっぱりお高いんでしょうか?
黒「お値段は100万円程度~数億円までピンキリですが、中央値は500~600万円のようです」
――そんなに幅があるんですね!
黒「また、購入してから発生する費用としては『預託料』というものがあります。内訳は「飼料代、飼育・調教費用等」でして、1頭あたり1ヵ月70万円程度だそうです。
――1ヵ月70万円!?……ってことは、年800万円程度は管理維持費がかかるってことですよね。なかなかですね……。ちなみに、ぶっちゃけ実入りはどれくらいなんでしょうか?
黒「これは馬の活躍しだいなんですが、平均値でいえば、賞金などでの年間収入は1頭あたり800万円ほどのようです。
――え、じゃあ最初の2年間で少なくとも2,000万円かかるとして……ぜんぜん赤字じゃないですか!
黒「はは(笑)そうですね。投資として考えると初期費用が高く、収入は不確定なので、たいていは赤字となるようです。
しかし、高ぶれしたケースもあります。たとえば、馬主としても有名な演歌歌手の北島三郎さんですが、350万円で購入した「キタサンブラック」が稼いだ賞金がなんと18億円にのぼります。さらに、種馬(たねうま)として引退後も稼いでいるそうです」
――350万円が18億ですか……! これはロマンありますね。
黒「そうですね(笑)ただ、ここだけ切り取ると“凄いな~”という話ですが、それでもトータルでみると赤字なんて話もあるそうです」
――そうなんですね。
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